2015年12月30日

2015、やな1年だったな、社会的には。

朝日新聞の「2015プレーバック」より。

1月
八ツ場ダム工事着工
2月
ID後藤健二さん殺害映像流す
川崎中1男子、少年により殺害される
3月
北陸新幹線金沢まで開通
チュニジア国立博物館でテロ
渋谷区で同姓パートナー条例成立
4月
天皇皇后パラオ訪問(慰霊)
2015予算96.3兆円・・・
首相官邸にドローン
ネパール大地震
5月
福島第一原発高濃度汚染水処理完了・・・
6月
年金情報流出
選挙権20歳から18歳へ引き下げ
箱根山小噴火
シャープに銀行が2000億円融資
7月
芥川賞「火花」(又吉直樹)
新国立競技場問題、白紙撤回
東芝不正会計事件
8月
被爆70年
大阪寝屋川中1男女殺害事件
天皇による「先の大戦、深い反省」
バンコク爆破テロ
9月
東京五輪エンブレム問題(盗作?)
北関東、東北豪雨
安全保障関連法(悪法)なぜか成立!!!
フォルクスワーゲン規制逃れ
改正(改悪?)労働者派遣法案成立
10月
北里大大村さんにノーベル医学生理学賞
TPP大筋合意(誰が?貧乏人は安いものを食えばいいってか)
第3次安倍内閣発足!!!
辺野古問題、翁長知事踏ん張る。現在も。
マイナンバー配達開始。(いらぬ)
11月
核廃絶決議案採択、だが、米英仏棄権とは!
パリ同時多発テロ
元オウム信徒菊池直子無罪
12月
羽生結弦フィギュアスケート世界記録更新
夫婦同姓を合憲判断
日韓外相会談で従軍慰安婦問題合意(責任を認めた!)


物故者
1月
奥平康弘85 憲法学者 護憲活動
2月
坂東三津五郎59 歌舞伎役者
松谷みよ子89 児童文学者
3月
桂米朝89 上方落語家
4月
ギュンター・グラス87 「ブリキの太鼓」作者
愛川欣也80 俳優タレント
加瀬邦彦74 ミュージシャン
船戸与一71 作家
荻原流行62 俳優
ベン・B・キング76 ミュージシャン
5月
長田弘75 詩人
B・B・キング89 ブルースギタリスト
車谷長吉69 作家
今いくよ67 漫才師
7月
鶴見俊輔93 哲学者
加藤武86 俳優
8月
阿川弘之94 作家
9月
原節子95 映画俳優
川島なお美54 俳優
10月
橘家円蔵81 落語家
熊倉一雄88 俳優声優
佐木隆三78 作家
11月
加藤治子92 俳優
阿藤快69 俳優
秋山虔91 国文学者
北の湖親方62 第55代横綱
水木しげる93 漫画家
12月
野坂昭如85 作家

すんごい死んでますね。
それだけ自分が年をとったと自覚させられます。
先輩方で自分の人生の何かに
影響があった人々が
60代から90代になり、この世を去っていく。
当たり前のことですが
何時までも人は生きていないということ。
なのに
どうしたことでしょう、今の閉塞感漂う政局
及び
閉塞感漂う時代

この間も職場で「何故仕事が終わらないんだろう?」の声
簡単ですよ
PCとインターネットのせい。
かつては手書き、調べものの時代でしたから
多少の誤差や間違いは「しかたないね」で済んだのですが、
今はすぐコピペなり書き直しなり簡単ですので
いつまでもとにかく100%になるまで直すんですわ。
あり得ない100%のために
意味のない仕事を増やす時代です。
「大体でいい」ってことがなくなり
「完璧」を目指すから、わけわからんことになり
本質が消えていくんです。
心を育てる時間が重箱の隅をつつくことに費やされ
チョイ悪することよりも形式を重んじることに美学が生まれ
それじゃ人間は閉塞しますよ。
鶴見さんが言った「悪人」が消えれば
本物の悪人が正義だと気取って跋扈する。
水木さんが提唱した「妖怪」の怪異を馬鹿にすれば
本物の妖怪が金の亡者となって跋扈する。

SEALDsが頑張っていますね。
賛同するかどうかは別にして
18歳の若者が政府(アベ)に馬鹿にされていますから
(自民党に有利=棄権率の増加、だと考えなければ
そんな法案を通すわけないじゃん)
是非ここで一矢報いてやってください若者よ。
18歳よ、わけわからんでいいから
投票に行きなさい。
平和ボケを維持するために政治に参加しなさい。
いい子にならんでよろしい。
命を守るであろう人を選んで投票しなさい。
閉塞感打破はそこからなんです。

NO原発
NO TPP
NO戦争
NOテロリズム
NO国の借金
われわれが戦うべき相手は国ではなく
いつか来るであろう大地震などの自然災害なんです。
縄文の時代から不変なことです。
予算はそこに使え。

とにかく寂しい時代になりました。
2015が自然の摂理によって去っていきます。
2016は自然の摂理によって否が応にもやってきます。
♪きっとこの世界の共通言語は
英語じゃなくて笑顔だと思う♪
高橋優くん「福笑い」で
福を呼び合いましょう。
怒って、怒って、怒って、
そして共通の怒りをもった者同士、
肩を叩いて笑いあい
怒りの源を、笑いで吹き飛ばしたい。
その後に来る一抹の空虚感はある。
そんな豊かな寂しさなら甘んじて受けたいと思います。
一緒に笑う人をふやしていこうね。

どうぞよいお年を。 
posted by 大ねこ at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月28日

TBSドラマ「赤めだか」

TVドラマなんて久しぶり。
にわか落語ファンとしては見なきゃです。

談春 二宮和也
談々 北村有紀哉
関西 宮川大輔
志らく 濱田岳
談志 ビートたけし
いい配役だ。
脇もいい。
批評家 リリー・フランキー
談春の父 寺島進
談春の母 岸本加代子
辞めていったダンボール 新井浩文

ほぼ談春の本に準じていました。
談志がちょっといい人になりすぎていたのは
この演出?が「下町ロケット」系だからか。
(ちなみにあの池井戸系列には全く興味がない)

落語、聴きたくなったなあ。
それだけでいい。
見た甲斐があったな。

それ以上に特筆すべきは
後ろに流れる選曲がツボ過ぎていい。
ストーンズ
ブルーハーツ
モンキーズ
斉藤和義
RCサクセション
などなど
わあ〜〜って叫びたくなる。
時に応じて台詞より曲を聞いてしまう。
それくらい楽しかった。
ただ使い方が雑だった。
さすが映画じゃない、TVドラマ。
乗せるための工夫はよかった。

年末、泣き笑いの気持ちを大切にできて、
心の奥がスッキリできました。

二宮君引っ張りだこだな。
うまいわ。なかなか。
たけしは談志、似せてたな。
そりゃ、演芸の師匠だもんな。
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鶴見俊輔・関川夏央「日本人は何を捨ててきたのか 思想家・鶴見俊輔の肉声」(ちくま学芸文庫)

いわゆる「難しい」ところは読み飛ばす。
なんとなく鶴見俊輔、という存在が好きだった。
べ平蓮、9条の会、話し方が穏やかで皮肉っぽく可愛い。
それくらいの知識でしかなかった。
平和主義者の一人として90過ぎて亡くなった
このおじいちゃんが、どんな人だったか、
少し分かってもっと好きになった。
でも、だからといって小難しいことは分からないけどね。
鶴見じいちゃんなら、それでも許してくれそうだ。
そんな庶民感が伝わる本でもあった。

「自分が悪人であることが受け皿だった」
著名なお父様と非常に厳しそうなお母様の間に生まれ、
非行少年として育った自分の原罪意識。
万引き、恐喝、早熟な女性関係、ありとあらゆる悪を
10代で終わらせ、アメリカに渡り小卒のままハーバード大学卒業。
自殺未遂もし、カリエスに冒されているのに召集。
戦争の愚かさも体験し、戦後、「知識人」として生きていく。
裏にある「悪人意識」にさいなまれつつ、
だからこそまっとうに生きていくことができた、とのこと。

関川「鶴見さんの尻尾ってどこなんですか」
鶴見「鬱病です。・・・十二歳のときから十五ぐらいまで鬱病。
   それから二十九歳のときと三十八歳のとき。
   三回鬱病がでている」
うーむ。
そうだったのか。
人に歴史アリだ。

倫理の問題はその時代、その状況によってせめぎ合って
選択されるものだ、その一つの表現として
漫画「寄生獣」を評価していたりもする。
マンガもしっかり読んでいる評論家は信頼できる。

いしいひさいち、高橋源一郎、井上ひさし、
寺山修司、大衆演芸、連歌、俳句、なんでもござれじゃ。

ちなみに「ひょっこりひょうたん島」は
死んだこどもたちの物語だと井上自身が言っているらしい。
おお、そうか。
だったらこの間見た串田版の演劇も意味が分かった。
そうか、そういうことだったか。
さすが串田和美。改めて感動した。
ダンディが死んだのは、
やっとこども側に戻ったちゅうことだ。
これは蛇足。

そしてこういう雑駁な知識人が
昨今減っていて
面倒くさい大人か、軽々しい大人か
大人も二極化しています。
この鶴見じいさんも筑紫哲也さんも
かっこよかったな。
posted by 大ねこ at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月26日

漂流劇「ひょっこりひょうたん島」(串田和美 こまつ座)シアターコクーン

2時間10分走り抜けた劇。
小松政夫に白石加代子、存在感すごい。
サンディ先生の阿蘭けいさんは素晴らしい。
博士をやった山下リオっていう子が可愛かった。
中村まことさんはよく見るな。
いい味出していました。

原作の「ひょっこりひょうたん島」ド世代としては
少々悩ましい思いで見ていました。
ダンディさんの井上芳雄さんは軽すぎてイマイチだった。
ダンディはもう少し渋い人にやってほしかった。
今まで人形劇でオンエアされていた内容を
翻案して新解釈でエピソードをつむぐ形の芝居で
だったらもう少し軽いノリにしてほしかった。
串田さんの感覚なんだろうけど
ちょっとわたしの願うひょっこりとは
似て非なるものだった。

11000円支払った身としては
残念でした。
ただ、ラストでオープニングソングがかすかに
流れてきたとき
芝居全体を思い出し
少し涙ぐむ自分もいたので
トータルとしてはよくできた芝居でした。
posted by 大ねこ at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・映画・芝居などの鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月23日

三遊亭白鳥「ギンギラ★落語ボーイ」(論創社)

この発行。どこだ?この会社。
なんというセンスのない題名だ。
この不思議な名前の作者は誰だ?
何でこのおばさんはこんな題の本を読むんだ?

という
?マーク満載でスタートしたくなる。
今年又吉直樹さんの「火花」がえらい人気でしたが
この本もいわば芸人が書いた
自分たちのしんどい思いの一種の私小説です。
「火花」、読みましたが
文芸臭と芸人臭があいまった芸人小説でした。
正直に言います。
この本、悪くないです。
「火花」、芥川賞とるなら
この本は落語家が選ぶ小説ベストテンぐらいには
十分入れる小説でした。
ただ題が・・・。
あまりにダサいな。

銀月亭ピョン太なる白鳥の生き写しが
白鳥もしたであろう苦労や
白鳥もしたであろうしくじりや
白鳥も必ずしたであろう失恋もどきや
白鳥は決してしなかったであろう拉致事件など
結構マジメな落語家下積み小説として
冗談交じりの軽い文体でしっかり書かれています。
青春小説としては後味も悪くなく
読み飽きることもなく
リアルとエエ〜?がない交ぜで楽しかった。
ピョン太の先輩格のハチャメチャあひる師匠の
あったかい愛情を感じるお馬鹿な言動は
「火花」のあの先輩よりうんと愛すべき存在でいい。
ピョン太の師匠は(本当の白鳥の師匠は円丈)
落語家の師匠然としていて、いい。
ピョン太を鍛える人々
1 美人席亭の涼子、「オナニーみたいな落語してんじゃないわよ!」
 笑える。いい女だ。
2 赤達磨(ピョン太とあひるがいく古臭い居酒屋)の親父さん。
 めっちゃいい人。
3 老人ホーム的な「憩いの家」(赤達磨の親父の紹介)の
 往年のイケイケ老人たちのピョン太への修行の数々。
4 池袋西口芸術劇場の公園で露天落語していたときに
 拉致して「わたしを笑わせろ!」とのたまった黄ばあさん。
 (ここのくだりは余りに破天荒で無理が一杯)
などなど
いい人たちが一杯。
プライドだけが先行していたピョン太が
一人の落語家(大人)になっていく様がいい。

白鳥さんの「トキそば」聞きましたが
この頃できたことも判明。
座布団、こねますもんね。
故郷佐渡、実は大好きなんだろうな。

今後またきちんと白鳥さん、聞いてみましょう。
(ちょっと自分好みではない)
(でも、人となりは多分好き。)
この本を読んでちょっぴりファンになりました。
posted by 大ねこ at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月22日

柳家小三治独演会(板橋区民会館大ホール)

柳家小三治独演会

前座がはん治って、
よほど若手はあちこち散っているのかね。
はん治といえば「妻の旅行」
やはりです。

小三治師匠、
例によって長いマクラ。
歯医者に通いつづける話からの、
財布落とした話
今日も歯医者行きながら財布なくして
さあどこだ?
ま、オチは「あった」って事で。
「錦の袈裟」
与太郎がいい。
吉原が目に浮かびました。
馬鹿な男達に、殿様だと勘違いするおいらん
めでたくバカバカしい。

中入りで既に時間オーバー。

当然マクラ短めにして早々に噺へ

「おっかあ、新しい羽織」
おお!やはりか。
まさか「芝浜」はすまい。
としたら、正月噺かも、
と予想していた中の一つ。
大当り!
「初天神」
金坊の可愛い事!
団子食べるシーンや
駄々こねでキャー!です。
最後の凧揚げシーンの親父のはしゃぎっぷり!
なんだかんだ言って、金坊可愛くて仕方ない
親バカぶりにキュンとなります。
小三治師匠は、人間の愛らしさを
つねに届けてくれる、
そのお手本の一席だと思います。
人の持つ業、
肯定仕切ってくださいました。
年末に聴いてうれしくなる一席でした。
こんな前座噺が、
胸キュンになる。

わざの勝利、そして人間性の勝利でした。
満足満足。
posted by 大ねこ at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・映画・芝居などの鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月20日

研究発表会

学芸会とか音楽会とかとは違いますよ。
教師側の発表会です。
国とか都道府県とか地方公共団体の主催、依頼による
教師側が2年ないし3年かけて「研究」したことを
お世話になった講師の先生を招いて講演をしてもらったり
自分たちが何をしてきたか口頭発表する会です。

とはいえ参会者のほとんどの目当ては
現場教諭でしたらやはり当日の研究授業でしょう。

その研究を通して子供たちがどう育ったか
それぞれの教室で実践される授業を
参観させてもらって明日の授業への
ヒントを貰うっていうやつです。

日にちも伏せますし
何を研究したかも伏せますが
国語系で、言語系とだけいっておきます。
国語系といっても行う授業はフリーで
私は特活、話合い活動を行いました。
1年生でも十分に話合い活動はできます。
そこにどんな仕込みや支援や事前の準備をしているか
見取っていただければ
当日は全くこども主体の授業なので
まさに言語を操る様を見られるわけです。

結果としてはよかったです。
若い先生方にも
やり方を見ていただけて
ちょっと満足できました。
とはいえ
やはりそこは研究授業日。
日常とは微妙に雰囲気も異なり
ちょっぴりですが「やらせ感」は
ありました。

いかんですな。
これが全て日常となった時
本物だろうと思います。
まだまだ修行です。

授業に伴う環境整備(学校の中を綺麗に)が
疲れました。
ひとまず終わり
冬休み前の保護者面談がまだ残ってますが
やっと一息つけそうです。
(そうはいっても遊び歩いている、っていう突っ込みは無用)
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2015年12月18日

立川談春「赤めだか」(扶桑社)

文庫になってたんですね、う〜〜〜ん。
古本屋さんで700円だったから買ったんです。
気にはなっていたけど、どうすっかな〜っていう本。
でもいよいよテレビドラマやるっていうし
今が読み時かなと。

中卒で
談志の落語聴いて
入門して
新聞配達しながら落語を覚え
志らくと出会い
先輩諸氏に可愛がられたり脅かされたり。
そのうち魚河岸で働かされたり
50席覚えないと二つ目になれない制度で
必死に学び
一方で競艇にもはまり
やっと認められ
志らくが先に真打になり
じゃあ自分は、となった時
談志が破門された小さんを招いての
(花緑に頼んで)
真打昇進を果たし
ほんのちょっと談志に恩返しした気分のところで
終わる、「エッセイ」らしい。

あ、小説じゃないんだ、と
読み終わって気付く愚かな読者でした。

いや、面白かった。
談志のくだりももちろん楽しい。
でも、前座、二つ目の苦労話が何よりも面白い。
さすが談春、あの喋りのセンスがまんま文章です。
ちっちゃい赤めだかが
大きな鯉になった談春。
今じゃ本当にチケットもまともに手に入れられない。

何よりも今更
談志のCDを聴いてみたくなった。
でもそれは老後の楽しみにしよう。
だってライブで絶対聴けないんだもの。
談春、また行こうかな。
人となりが結構やっぱり、いいな。
posted by 大ねこ at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月14日

広瀬和生「この落語家を聴け」(集英社文庫)

月一回は聴きにいきたいのですが
なかなかな今の自分にとって
こういう指南書はありがたいのです。
特に、古い落語家の昔はよかった的な
評論よりは、ライブ感のあるこの手の本が
実にありがたいです。
とりわけ筆者はヘビメタ本の編集者で
落語評論家ではないあたり
ファン目線で、しかもロック評論的な
ノリのよさ(言い換えれば感情的でどれもいいみたいな)
が、むしろ素人にはいい感じです。

で、筆者のおススメは・・・
談志(死んだ)
小三治(大好き)
志の輔(チケットが取れない)
談春(ドラマでてる場合じゃない)
志らく(一度聴きにいきたい。狂気ありらしい)
談笑(古典の再構築を狙っているらしい)

市馬(本格派。お正月も2月も聴きに行く予定)
喬太郎(気になっています。一度聴いて印象的)
志ん輔(よく知らない)
喜多八(気になる。うまいです。新作もよくやる)
文左衛門(この間聴いた。それほど印象がない)
白鳥(不思議な存在感。気にはなっている。本買った)
彦いち(武闘派的な。力強かった)
白酒(うまい。好き。また行きたい)
三三(もちろん大好き)
歌武蔵(寄席で一回見て気になっている人)
鯉昇(まだ知らない)
菊之丞(イケメンですね。
    聴いてみたい。鈴本でトリ取ってる)
扇辰(知らない)
一琴(知らない)

昇太
たい平
小朝
花録(いいなあ。好き)
権太楼(いいよ、いいおじさん。好き)
扇遊(知らない)

そしてあとがきで補遺状態で
兼好、一之輔がやっと出てくる。

まだまだこれからです。
でも多分私は本格派が好き臭いです。
理屈っぽいのは苦手かも。
ただでさえ日常理屈っぽく生きているので
ライブくらいはゆったり噺の世界に
浸りたいと思っています。
posted by 大ねこ at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月11日

みんな悩んで大きくなった。

野坂昭如、死んだ。
まあ、そんな時代だとは分かっている。
でも、やはり、痛い。
寂しい。
時代の終焉と、いつか来た道がまた近づく、
そんないやな予感しかない。

反戦、ノンベエ、照れ屋、焼け跡闇市派。
四畳半襖の下張り。
大島渚、五木寛之、山口瞳。
そんなお歴々も思い出す。

「エロ事師たち」「アメリカひじき」
「火垂るの墓」、読んだ。
駄作も多いが、句読点が妙な不思議な文体で
一時期はまった。
それが♪ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか♪
とCMで歌い
「リリー・マルレーン」「黒の舟歌」など
これまた不思議に沁みる歌も歌った。
新潟3区からも出馬した。
バッカジャナイカ、と思うときもあった。

口元が緩いあの感じ
(歯を磨く習慣がなかったため早くに入れ歯だったとか)
(うちの親父もそうだった)

つい2週間前の「週刊金曜日」にも寄稿していた。
入れ歯を飲んじゃった話、
誤嚥している場合じゃない、なんて
書いてたのに
死んじゃったんだな。

なんだか悲しい。

野坂を読んでいた頃
きっといっぱい悩んでいた私。
ちょっとは大きくなったかな?
野坂さん、ありがとう。
もうちょっとまともな人間になっていきます。
posted by 大ねこ at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月07日

近藤正高「タモリと戦後ニッポン」(講談社現代新書)

78年生まれの気鋭?評論家でしょうか。
クイックジャパン等に書かれており
ネット系でも盛んに書いておられるよう。
私は初めて知った方です。

本書もやはり、というべきか
タモリ側の発言は無く
(昔の引用は多数あれど)
んん、まあそうだよね、考察の一種だよね。

いやいや、悪く無かったです。
しっかり読ませていただきました。
タモリのアルバム、聞きたくなりまして
アマゾンで確かめると3は8800円!!
価値はアリと感じていますが、んん。
そんな気持ちになる出だし。
ウォーホールとの類似性
(キャンベルの絵のように当たり前を歪曲すると楽しいノリ)
音楽に意味を感じないほうがいい感性
(だからジャズに行き着き聞きまくる)
師匠につくことなく可愛がられて気づいたらスター
(才能ももちろん、にしても、パトロンのよさ)
さらにそこに時代がついてきた。
(戦後すぐ生まれの彼には天性の運があった?というノリ)
レコードもなんとユーミンらのあのアルファが。
才能の豊かさも分かるけど
玄人ウケというか、拾う人の質が高い。
食客として赤塚不二夫の家に居候、
しかも居候道をつきぬけお礼の一つもないどころか
すべてにおいて図々しく振る舞い
それがまた赤塚に惚れられたという
常識では考えられない青春時代。
30からの転進でここまで来た彼は
三島の言い方を借りれば
まさに
時代と寝た男、だろうな。

カラオケはバーの人間関係をズタズタにしたから嫌い。
「笑っていいとも!」が30年以上続いたのも
時代が新しいものではなく焼き直しの時代になったから
というくだりは、妙に納得した。

肝心のタモリさん自身は
きっとノーコメントだろうし
そういう評論の類からは最も遠い位置で
生きてきているんだと思う。

まあ、そんなこんなで
時代を考えるのにいい本でもありましたが
肝心のタモリ論としては
やはり本人不在の本なので
片手落ちの感は否めませんでした。
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2015年12月06日

高橋優「笑う約束 5TH アニバーサリー」 武道館

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高橋優君の武道館ライブ
それはそれはもう楽しくて嬉しくて
笑って泣いてまた笑顔になって
胸も一杯になったライブでした。

セットリスト

今を駆け抜けて
SILENT MAJORITY
陽はまた昇る
パイオニア
ミラー
こどものうた
現実という名の怪物と戦う者たちへ
旅人
花のように
同じ空の下

ここからインディーズ時代の弾き語り
友へ
誰もいない台所
駱駝
未だ見ぬ星座

おかえり
BE RIGHT
太陽と花
オモクリ監督
素晴らしき日常
泣ぐ子はいねが
明日はきっといい日になる

アンコール
リーマンズロック
微笑みのリズム
福笑い

一緒に歌いながら涙が流れてきます。
でも、また笑顔になります。
悲しいのに元気になります。

近所のおばさんの気分。
「ああ、あの高橋さんちの優くんね、
あんなに賢くていい子が札幌で路上ライブなんか
しちゃってさあ、なんか悪くなっちゃったかと
おばさん心配だったんだけど
なんとまあ、天下の武道館で2DAYSだって!
すごいわねえ、大きくなったわねえ・・・
もうおばさん感慨無量よ〜、
立派になったわねえ〜〜〜」
という気分でした。

よーし、明日からまた頑張るべ!!
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2015年12月03日

伊坂幸太郎「陽気なギャングは三つ数えろ」(祥伝社)

多分伊坂作品で一番力を抜きつつ
エンタメ的には最良の小説群の新作。
もう前作から9年経つんですね。
お喋り空気読めない蝶野を筆頭に
動物ヲタ、スリ名人、体内時計の正確さ抜群の
久遠、成瀬、雪子、みんなかわいい。
最初の強盗から悪党火尻記者を追い込むストーリー。
悪党が悪党を追い込む様が
往年の名作、映画の「スティング」を彷彿とさせます。
さらに悪党のカジノハウスが出てきて
そこのリーダーがおばあちゃんの飼っていた亀を
何よりも大切にしているというオチが
なんとも他愛なくかわいい。

全体がとにかく悪党どもの寄り集まりなのに
その根底にある優しさや正義感が
読み手をニヤつかせる仕組みになっています。

だからどうって言う感想はないんですが
読むのがとにかく楽しい
伊坂ワールドを堪能しました。

また響野を佐藤浩市で映画化してくれないかな。
posted by 大ねこ at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする