2017年03月29日

鈴本演芸場 柳家小八真打襲名公演

久しぶりの寄席、鈴本。
ろべえさんが真打に昇格、
お披露目公演です。
亡くなった喜多八師匠もお喜びでしょう。

三遊亭伊織。「狸の恩返し」。
いい語り口でした。爽やか。

ダーク大和の奇術。カード。
おみごと。ロープ奇術。

三遊亭金時。もぐさ。お灸の我慢。
「強情灸」ですね。表情で見せる噺。
志ん生十八番。

漫才ホームラン。テレビショッピングの
いろいろを経験から茶化す。
セリフの中で「ほかる」って言った。
名古屋の人か。

柳家さん喬。おでん買いに行く。
飲兵衛のかみさん。「替わり目」。
いい味出てます。おでん食べたくなる。

春風亭一朝。上手い。
一之輔師匠ですね。初めてですがハマります。
動きのあるテンポ良い話し方。
渡し船。若侍。雁首落として拾う噺。
「岸柳島」っていうんだ。
面白かった。

太神楽の鏡味社中。

鈴〻舎馬風。いつもの漫談。

柳亭市馬。「道灌」サクッと。
でもいいな。プロがやるとこんなしっとり。

中入り。
襲名の口上。
扇遊司会、馬風、小三治、一馬揃い踏み。
落語協会元会長前会長現会長。
まあ、今日来てよかった。
小三治師匠、相変わらずお元気で安心。

三味線漫談の林家あずみ。
たい平師匠のお弟子。美人!

入船亭扇遊。
「 人形買い」途中、定吉の暴露話まで。
流れるような言葉と江戸前の気品、
かっこいいです。

柳家小三治。「小言念仏」。やった!
笑わせていただきました。
最後に「小八をよろしく」とおっしゃり、
喜多八師匠から受け継いだ弟子を愛しておられます。
ジーンとしました。

紙切りの林家正楽。
「相合傘」からのお題は「稀勢の里」タイムリー。
そして「弥次喜多」。お客様のセンスの良さに
感心です。

大トリにろべえ改め柳家小八。
「花見の仇討ち」。まあ季節ですからね。
私は好きでない噺ですが、たくさんの登場人物の
描き分けがよかったです。
地口が早口過ぎてちょっとついていくのが
大変でした。
5分早く終わっちゃった。
今日の出来は85点かなぁ。
でも、声がいいし表現力は素晴らしい。
ついでに顔も好き。
また落ち着いたら独演会行って
好みかどうか決めたいと思います。

楽しかった。寄席通いは
老後の楽しみです。
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2017年03月28日

太田忠司「死の天使はドミノを倒す」(文春文庫)

名古屋の作家。
中央高速、甲府が出てきた。
作中にも名古屋弁。
作者の年齢が私とだだかぶり。
親近感持ちます。当然。
途中までは面白かった。
売れなくなった作家。
編集者である妻に愛想つかされ独り身。
弟の薫は人権派弁護士。
彼が関わる事件を追うことになったのは
父親葬儀費用が出せず、父親の銀行の金を
おろすのに弟の印鑑などが必要になったから。
弟の足跡は、実は超身近にたどり着く。
側にいて必要経費と称し雑誌記事にする男の
いうなりに動くあたりも
人は意識せずしてたくさんドミノの板を抱える象徴。
情報が有り余るほど提出されて
結果、弟は実は元弟で今は女、とか
ちょっと「サプライズ」過多な気味も。
自殺志願者、その幇助。
どれもスッキリ終わることなく
投げ出され感。
なんとなく全体ハッピーエンド。
なぜそうなったのか、詳細に書かれる面もあれば
え?いきなり?という面と、バランスも少々うーむ。

悪くはなかったですが、よくもありませんでした。
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2017年03月27日

山梨旅行2日目

山梨旅行2日目。
ドーミーイン甲府はリーズナブルでした。
布団(ベッド)の固さよし。
部屋着フリーサイズで着やすくオーケー。
10階甲斐路の湯は露天風呂とサウナ付き。
大したもんです。
さらに朝ごはんはバイキングでカレーや
ほうとうなどオススメもあって
美味しかったです。
これで1人6000円なら文句なしです。
後、コーヒーサーバーがあって
コーヒー中毒の私は嬉しかった。

風土記の丘にお買い物。
野菜いっぱい買いました。
納豆工房せんだい屋。本店かな。
納豆のいろいろがあってドーナツとか
美味しそうなので買い込みました。
有名な桔梗屋本舗。工場付きで直売。
アウトレットが有名になり過ぎて
観光バス列をなして一大テーマパーク。
当然つかみ取りなどのめだまは売り切れ。
正規商品とカステラアウトレットを買って
早々に退散。
我が家は人混みと待つのが苦手です。

近くの里の駅いちのみや。
ここもよくある田舎の「売りたい」団体さん用。
地元農家手作りジャムだけは美味しそうだったので
買って出ました。

最後は笛吹川フルーツ公園。
ガイアというレストラン。
ここは40分待ちました。
だって他にないんです。
ごはんものは正直普通。
季節柄イチゴフィーチャーのデザートは充実。
食事とデザートで約5000円。
公園自体は無料、子供が遊ぶには最高だな。
遠足とか文句なし。
大人の私達は葡萄の歴史など眺めて
帰りみち。

甲府って葡萄・桃・キウイ・サクランボ・リンゴ、
水晶などのジュエリー、桔梗屋で潤っていると
とりあえず認識。
そこそこの町で、完璧な盆地で
そびえ立つ山々の高さは京都の比ではない。

こうしてまた我が家の食い倒れ旅行は終了。
今日はちなみに天気回復。
日が差して暖かくなってコート脱ぎました。

中央高速は八王子でやめて
圏央道から関越道、選択正解。
5時には帰ることができました。

明日は仕事。
その後夜に送別会。
春休みはせわしなく過ぎていきます。
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2017年03月26日

山梨旅行1日目

我が家恒例の春休み1泊旅行。
今年は山梨で、甲府です。

雪。
IMG_0196.JPG
IMG_0202.JPG
雪です。ああ。

最初に一宮御坂インターチェンジで降りて
「かいてらす」でウロウロ。大して何もない。
その後、甲府駅近くの甲斐夢小路。
うーむ。本当に小路。
葡萄のお菓子、バターサンド的なお菓子が
山梨らしいので良さげな店だったので買いました。
駅近のほうとうのお店混んでいたので
待つこと大嫌いな我が家は、
雪も雨になって小降りになっていたので
ダメ元で予定に入っていた昇仙峡に向かいました。
きっと食べるところあるだろうと。

いろは坂より急カーブが続く山道登り、
頂点に行く途中にあった小さめな店「一休」。
ここが大正解。
IMG_0198.JPG
これはほうとう鍋。
私は冷やしほうとうで、
甘味噌タレにつけ麺状態でいただきます。
これも美味い。
くるみもいただけて、おかみさんもいい方で。
街中の体裁の良い店よりずっと良かった。

頂点まで行き、雪は大丈夫でしたが、
ロープウェイはパスです。
仙娥滝に立ち寄りました。
IMG_0200.JPG
綺麗な滝です。
他にもこの山梨の金峰山から水晶が取れたことから
ジュエリーの町でもあるようで
その手の博物館が昇仙峡にも甲府の町にも
あって両方拝見。
この写真は水晶の玉。月のようです。
IMG_0201.JPG

まあ、我が家にジュエリーは無縁です。
冷やかして食べる方にシフトです。

ドーミーイン甲府がお宿。
和室選択正解。
この後10階にあるお風呂、楽しみ。
夜鳴きそばも無料とのこと。
ワクワク。

夜ご飯求めて宿近辺の丸の内を散策。
結構なシャッター率。日曜日だから?
商店街は東西南北に伸びていますが、
肝心なお店がやってないという事態。
宿近くの「富士アイス」という喫茶食事屋。
あんこと大判焼きが店頭にあって、
中華そばにオムライス、一品料理に酒にお茶。
何屋さん?
しかし我が家はこういうところ大好き。
入店してお互い好き放題注文。
オムライス、玉子丼、唐揚げ、鳥モツ、
野菜サラダ、納豆キャベツ、煮卵。
ビール付けて計4100円。なんとリーズナブル。
その上どの料理も懐かしい味で美味しかった。
最高だな。
店にいた人も、居酒屋的なサラリーマン、
キャバクラオーナー的なおじさん、
常連の手慣れた地元民など。
混みもせず暇にもならずちょうどいい感じ。

宿に戻って7時、早。
これからお風呂とおそば。
ノンビリ夜を過ごします。

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2017年03月22日

松田哲夫「縁もたけなわ」(小学館)

ブックオフで安く売られていました。
素晴らしい本でした。
松田さんは「王様のブランチ」で知った方です。
彼の勧める本は結構気になっていました。
天童荒太さんなどここで知りましたし
ちくま文庫は好きな文庫ですから
松田さんの存在も好きでした。
優しい語り口で、好きな本をグイグイ推す、
素敵な編集者だと認識していました。
いつの間にか降板されて残念でした。

この本は松田さんが出逢った素敵な人々の点描。
さすが編集者という人選から
テレビ出演による出逢いも多く
多種多彩なラインナップでした。
私は後半のテレビ関係ニューフェイス群より
前半の歴史残りそうな濃い人々に心惹かれます。
例えば水木しげるさん。
ガロ編集者の長井勝一さん。
つげ義春さん。
松田さんはガロ編集にも携わっていたんです。
安野光雅さんには中学時代美術を教わっていたとか。
鶴見俊輔さんや野坂昭如さん、井上ひさしさんと来たら
惚れ惚れするラインナップではありませんか。
埴谷雄高さんは結構普通のいいおじさんとか、
ほぼほぼトリビアの範疇の話題もあり。
小林信彦さんは井上ひさしさんと仲が良くなかった
とかは、ヘェ〜ですね。
天野祐吉さん、和田誠さん、嵐山光三郎さんとは
もう完全に私トク。
万城目さんもいます。天童荒太さんは3回分です。
イラスト似顔絵の南伸坊さんは長いお付き合いのようで
これもラスト3回分です。

人脈の広さももちろん、松田さんの博覧強記ぶりや
前向きに学ぶ姿勢、編集者の仕事の様子も
垣間見えてそこも面白かったですね。
私、教師やってなかったら、憧れの職業の一つが
実は編集者だったんです。
やってみたかったな。
生まれ変わったらやりたいな。
そんな夢を見せてくれる本でした。
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2017年03月19日

映画「SING」

主人公のムーンはコアラ、内村光良。
ブタのロジータが坂本真綾。
相方のグンターが斉藤司。
ネズミのマイクに山寺宏一。
ヤマアラシのアッシュに長澤まさみ。
ゴリラのジョニーにスキマスイッチの大橋卓哉。
ゾウのミーナに歌姫ディーバ、MISIA。
ヒツジの孫のエディが宮野真守。
ヒツジのばあちゃんナナ元ディーバが大地真央。
トカゲのクローリーが田中真弓。

いやいやうまかった。
みんなうまかった。
ユニバーサル頑張った。
子供にも大人にも耐え得るエンターテイメントを
見事に作りました。
続編ももう予定されているようです。

ストーリーはシンプルです。
様々な人生が折り重なって混ざり合う。
ムーンは劇場支配人だけど無能。
借金だらけでヒットなし。
最後に賭けた歌コンテストも自分のアイデア、
イカのライティングに失敗して劇場自体破壊。
ロジータは25匹の子供たちに翻弄されて
このまま人生を終わらせると感じていた中、
コンテストに応募してみる。
マイクは嘘つきネズミ。
金が欲しくて他人を蹴落とすことも。
その心は本当は音楽好きの小心者。
ジョニーは父親がギャング。
自分のせいで父親が逮捕される。
そのトラウマが彼を傷心に導くけど
最後に認められることで解放される。
ミーナは臆病で自分を出せない。
歌だけは最高。
劇場の裏方で働き、ムーンの信頼を得て
最後は最高の歌を聞かす。
エディはどら息子だけど劇場の裏方で実力発揮。
ムーンの生き様に徐々に共感していく。
ナナは厳しいけれど、本物を見抜く。
クローリーは長年この劇場に仕える年寄り。
どの人もいそう。
そうしたそれぞれの人生が「あるあるネタ」で
共感するところです。

あとはもちろん、歌がいい。
サントラ欲しいと思ったけど
なんと真綾さんとMISIAは入ってない。
ギャラの関係か会社の関係でしょうな。
久しぶりにスッキリした楽しい映画です。
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2017年03月14日

小林信彦「アイドル女優に乾杯」(文春文庫)

2013年週刊文春に掲載されたエッセイ集。
本音を申せばシリーズの10巻目。
小林さんの韜晦的文章は大好きです。
しかし、内容で「分かる!」と膝を打てるのは
真木よう子の良さ絶賛(「さよなら渓谷」など)と
ヒッチコックのくだりと、スティーブン・キング位。
「あまちゃん」はあれだけ流行ったけど
全く見てないです。小林さんはクドカン絶賛。
そこは同感しますが、モノを見てないから
何も言えないです。
洋画の小林さんお気に入り女優は
名前くらいは分かっても、見てないからなぁ〜。
小林さんの映画通は半端ないですから。
小林節に酔って気持ちよくなったという
あたりで感想は勘弁していただきますね。
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2017年03月10日

三三・左龍二人会 内幸町ホール

内幸町ホール、定例の三三・左龍の二人会。
成績無理やり終わらせて
駆け付けました、遠目の新橋。
静かな佇まいのこのホールは
ハイソ感満載。
そういえば、帝国ホテルで近日
小三治師匠と三三師匠2人で
食事付きとはいえ1人23000円の
落語会があると、三三師匠ホームページで
拝見。ムムム。
ドレス買わなきゃいけない。
だから行きません。(正しくは行かれない)

その点今日はハイソ感あってもお気楽。

2人の口上から始まり、前座は柳家こはぜ。
「転失気」

三三、「アナ雪」のアナの能天気さを
コキ下ろしてのマクラ、弾けてて好きです。
三三さんはアナが嫌いな女代表。
もっと話したそうでしたけど、さらりと「短命」へ。
好きだな、この噺。
ただマクラ喋りすぎたらしくて
後半端折られました。

左龍「宗論」
三三さんが戻った瞬間に延びてごめん、
みたいなことを言ったそうで、
即噺に入りました。
浄土真宗のお店のご主人と
キリスト教かぶれの息子の
ダジャレ満載の笑える噺でした。
サゲは、番頭さんの「じゃあこの壺買って」
とは、なかなかに確信をついていました。
この方も表情で語りますね。

中入り

左龍「犬の目」
新作なのかな、目医者舞台で目を出して
洗うというなんともシュールなお笑い。
最後は犬の目を入れる。ウヒャヒャ。
でも、左龍のあの風貌で語られると
なんとも可笑しい。嫌いじゃない。

三三「棒鱈」
たくさん登場人物出てる噺で、しかも
薩摩言葉と江戸っ子の対比もあるから
簡単そうに見えて、難しい噺なんだろうと
素人にも分かります。
巧みですね〜。相変わらず。
ただ、サゲの「コショウが入りました」は
スッキリしないです。
そういう噺だからしょうがないんでしょうけど。

でもいいや。気持ちよく聞けた。
もうこの会、85回目なんですって。
二つ目からなんですね。
いいな、切磋琢磨の会なんでしょうね。

ウソつきだらけの森友問題で
ニュース見るのも辟易しています。
今日は保護者会でもありました。
こちらは和気藹々でしたけどね。
疲れた心に落語は染み入ります。
明日は震災から6年目。
オリンピックやら盛り土で騒いでいていいんでしょうかね。
笑った後、また少し
考えなくちゃです。
posted by 大ねこ at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・映画・芝居などの鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月07日

万城目学「悟浄出立」(新潮文庫)

題名からの印象で
いつものおふざけが入って、と
思いきや、大真面目!
万城目さん、すごい実力だと感心。
かつての武田泰淳さんばりじゃないですか。
好きで、良かった。うまい。

中国の名作の一部を自分流に好き勝手に
料理して思い切り想像の翼を広げて
思わず読み手に「わあ!」と言わせるような
仕掛けで、短編ながら読み応えばっちりでした。

悟浄出立
孫悟空の脇で、猪八戒より目立たず
ああ、いたなという存在の彼を
主人公に配したところがまず素晴らしい。
何か悟り、自分も仲間もそこにいることに
気づく瞬間に味わいあり。
趙雲西航
これも関羽,張飛,諸葛亮に比べ
英雄ながら劉邦に愛されていないと
思う彼の迷いがどうにも人間臭くて良かった。
虞姫寂静
項羽に愛された虞は愛されるがままに
アイデンティティを失っていく。
しかし項羽が死を決意し彼女は
生かそうと情けをかけるが
そこで彼女は、自分が単に項羽のかつて愛した
女の身がわりだと知り
反逆をする。
ああ、女が女に戻る瞬間はなかなかに怖い。
でもこれも好きな小説^_^
法家孤憤
史記の刺客列伝中の荊軻の話から。
荊軻と読みの同じ京科の話。
同名だけでなく、運命のいたずらで荊軻の代わりに
官吏となった偶然も重なり
これも自分のアイデンティティとの闘いに陥る
結構重い話。
最後が
父司馬遷
あれですね、中国にあった去勢。
李陵との関係で無実の罪を着せられ
宮刑にあった司馬遷。
娘の父への思いがあって
今も残る史記が世に出たっていう想像。

小説、まさに小説。
今更中島敦読もうかとついつい思いました。
若者に学ばされました。

万城目さん頑張れ。期待しています。
伊坂さんより実は小説としては好きです。
posted by 大ねこ at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月04日

三三、たい平、花緑三人会

リリアメインホール、地元。

わん丈 前と同じ「がまの油 現代版」

お目当三三は何度も聴いた学校寄席揶揄いネタの
マクラから、これまた何度も聴いた「元犬」
楽しいけど、あ、またこれか
と思いました。多分トップバッターっていう
掴み役の時演るんでしょうね。
サゲは「やっとおっかさんに会えた」でした。

次の林家たい平。
先日の小遊三、昇太のイマイチイメージが強く
まあ、笑点メンバーだしな、くらいで
期待はしていませんでした。
テレビでのマラソンの件も一種売名、
さもなくば林家の名を売るためでは、と
穿った見方さえしていました。
笑顔は爽やかなイケメンキャラで決して
嫌いではなかったですが、林家だしな、と
高を括っていました。
ごめんなさい!
めちゃくちゃ面白かったです!
マクラはほんのすこしだけ。
昨今の北朝鮮騒ぎや豊洲移転、
さらに森友学園問題にさらりと触れて
「今日はそんな政治家達に聴かせたい噺を」
と言って始めたのが「井戸の茶碗」
聴いてみたかった演目でした。
実に爽やかに、侍と間を取り持つ屑屋の
誰1人悪党のいない正義の噺を
嫌味なく聞かせてくれました。
早口でしたけど、聞き取りやすい良い声で
滑舌も良く、聴き終わって「ああ、スッキリ!」
という気持ちになりました。
勉強してますね。
真剣な気持ちの良い高座でした。

中入り後に二楽さん紙切り。
桃太郎、ゆりの花、
たい平さんと東京マラソンする注文者、
稀勢の里の土俵入り。
難しい注文をみごときり上げました。
プロ!

トリは花緑。
これまた聴き終わって、鳥肌!
落語後にこんな思いしたのは初めてです。
「中村仲蔵」、志の輔で寝ちゃったやつ、
時間の都合上、さらに落語素人さん向けに
だいぶはしょり、あらすじ説明部分も多かったですが、
その説明も面白かった。
残り10分で、仲蔵が定九郎しくじったと思い込み
都落ちしようとして妻に別れを告げ、
師匠に呼び出され実は大成功だと知り、
妻とサゲまでの会話がメインでしたけど、
その妻の描写が絶品でした。
素晴らしい人情味が表れていました。
「お前にはまだ弁当幕だ」
の仲蔵の一言が胸に沁みました。

以前「試し酒」で、その実力は分かっていたけど
とんでもなく上手くなってしまった。
じいちゃんの血、以上に努力とか修練とか
そんなものを感じました。
今日は三三が完全に霞みました。
これはたい平さんも花緑さんも独演会行くしかないです。

今日は成績付け最中で、
また世情も嘘が渦巻き、いろいろウンザリな中
聴いて良かった。こんな満足感もらえて
超ハッピーです。
posted by 大ねこ at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・映画・芝居などの鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月02日

青羽悠「星に願いを、そして手を。」(集英社)

王様のブランチで紹介していて
可愛い高校生16歳が書いた本、しかも
ご本人も可愛い。買っちゃいました。

16歳らしいか、意外と大人っぽいか、
どうかなと期待しながら読みました。

うーーーーん。
悪くないです。
でも詰めは甘いし、経験値不足による
若書き感は否めないし、
せっかくの館長・細山・乃 々の人間関係の
クライマックスの書き込みが浅く、
全体に伊坂調がきつい上、
大人になった主人公たちの生活感が希薄。

一つ一つのエピソードや真っ直ぐに生きる
姿には好感が持てました。
でも底は浅い。
高校生以下が読むにはいいでしょう。

しかし、おばさんが読むには
少々期待外れでありました。

夢は叶うものでもなく待つものでもなく、
見果てぬ夢として一生抱えていくものでした。
今はそのように思います。

小ねこの彼氏は先ほどご帰宅。
5日間我が家の住人となり
料理も作ってくれて中ねこもお気に入りです。
うまくいくといいな。

ムッシュかまやつさん亡くなりましたね。
また一時代が終わった感がありました。
posted by 大ねこ at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする