2017年07月25日

立川志らく独演会 東京芸術劇場プレイハウス

志らく落語。
自分へのバースデープレゼントです。
本日誕生日。
芸術劇場プレイハウスとは、奮発ですね。
さすが人気がある志らく師匠ですね。

ですが。
前座の牛ほめもわさわさしていたし
はじめの噺、青菜も
小三治師匠や市馬師匠、三三師匠の
ほんわかしたゆったりの青菜は
身にしみているので
場内は爆笑でしたけど、私は
苦手でした。
そもそも、噺のマクラで
昨今のダメ政治を斬るのはいいんだけど
談志だったら、親友の先代圓楽だったらの
くだりから私は笑えなかった。
毒は嫌いじゃないです。
でも、感じたのはちょっとへりくだった
嫌味だったからです。
しかし場内はいちいち爆笑で
志らく人気の凄さが伝わりました。
んん。
落語で笑えれば帳消しだったと思います。
でも、早口の狂気のある畳み掛けに
私は本来の青菜の良さが消されていたように
感じました。

中入り。

子別れ。
これは素敵なバースデープレゼントでした。
鰻。今日は土用の丑の日。
世の中がおかしな様子だからこそ
この噺はしみました。
権太楼師匠のような臭みや泣きがないのに
思わず涙ぐみました。
亀ちゃんのおませで賢い様子が生き生き、
主人公が江戸っ子で照れ屋で
側で聞いてる八百屋がユーモアになり
ただのお涙頂戴に堕さない後味につながります。
それにつけても、おかみさんの
いい女ぶりに惚れました。
亀ちゃんの利発さとおかみさんの上品さと
主人公のまっすぐさが絶妙で
これはいい噺でした。

勝負するなあ〜志らく。
嫌いになれない。
むしろ、素敵なプレゼントありがとうございましたと
お礼申し上げます。
信じるっていいなあ。
家族っていいなあ。
うん、待ってる人がいる。
私も帰ろう。
posted by 大ねこ at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月19日

松任谷由実コンサート 宇宙図書館ツアー

ユーミンコンサート「宇宙図書館」ツアー。
オープニングの宇宙図書館への誘いのセリフ
きたーって感じでした。
「宇宙図書館」「時の列車」からの
懐かしい「影になって」の
♩ドーナツ屋の薄いコーヒー♩の
フレーズにまずドキュン。
様々な「宇宙」が早変わり衣装とともに
繰り広げられます。
「アヴァロン」これも好きな楽曲。
「バビロン」好き好き。

「ひこうき雲」で旅の途中。
「リフレインが叫んでる」とか狂喜。
アレンジも素晴らしい。
アメリカンコーナーでは
トーキー時代の映画のワンシーンをつないだ
フィルムが嬉しい。「月までひとっとび」。
「ルージュの伝言」でウキウキ
「何も聞かないで」などしっとりの後
アラビアンムードで♩アブラカダブラ〜♩
「破れた恋の繕い方教えます」いいなあ。
懐かしい後の「真夏の夜の夢」は
♩カリビアンナイト〜♩ではなく
♩アラビアンナイト〜♩でキメました。

最後はしっとりスーツ姿。
ラストは「GLAY」

しかしアンコールはキャピキャピギャル風、
なんと自らのユーミンメドレー。
DANGDANG〜守ってあげたい〜埠頭を渡る風〜
パールピアス〜星空の誘惑〜春よ来い〜
カンナ8号線〜destiny

さらにダブルアンコールで「卒業写真」!
これでもか大サービス。

正直言って昔から歌がうまいとは思いません。
でも彼女のもつオーラ、少女性、
お洒落番長、東京ガール、楽曲のアレンジの素晴らしさ、
歌とはうまさだけではないのだと思い知らされます。
ドラマがあり、異空間を味合わせてくれます。
還暦過ぎても変わらぬ少女性に
励まされ、癒されました。

観客層の年齢の高さは言わずと知れたことですが
意外に男性が多かったです。

今日はイマイチな1日で
いささかへこんでいましたけど
元気もらいました。
明日で夏休み突入。
仕事はありますが気分が違う。イエイ。
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2017年07月18日

畠山健二「落語歳時記」(文化出版局)

先日の古本屋で買った本。
落語の演目を歳時記風にまとめた本。
筆者の畠山さんは、演芸作家、演出家。
私より少しだけ年上。
小粋な文章で読みやすいです。
落語初心者向けの書き方が良いです。
私は初心者からの少しだけ成長したらしくて
ここに出てる演目は、ほぼわかるようになりました。
エッヘン。
鮑のし、鰻の幇間、花筏、今戸の狐、
以上は知らない演目。
明烏、蔵前駕籠、大工調べ、
以上は知っているけど実際に見たことがない演目。
明烏は是非見たいやつです。

夏休み間も無く。
またいろいろ見にいく予定。
明日はユーミンコンサート。
ウキウキ。
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2017年07月11日

林家彦いち「楽屋顔」(講談社α文庫)

先日の神保町巡りで
矢口書店で購入。
この本屋さんは結構穴場で
芸能系の本が豊富です。
落語の関連書結構あります。

彦いちさんは一度か二度、聴いたことが。
新作系の昇太さんたちとSWA作ってますね。
木久扇師匠のお弟子さんで
喬太郎さんとほぼ同世代。
木久扇師匠に興味ないので申し訳ありませんが
今ひとつ身は入りません。
写真が多くて楽屋裏の噺家さんの
姿が興味深く楽しく読みました。
いい写真もいっぱいありました。
キャプションも良かった。
頭の良い方だと思いました。
鹿児島の筋肉系だけではないです。
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2017年07月09日

三三、喬太郎二人会 杉並公会堂

わざわざ行った甲斐があります。
かつての学校の同僚と待ち合わせて
行きました。

前座、兼好の弟子のじゃんけん「金明竹」、
言い立てが早口すぎて聞き取れない。
でも果敢にアタックする様子、
好感持てました。

三三、「浮世床」。
洒落将棋のくだりを。三三自身が最近
将棋の加藤一二三、九段と名前がかぶるマクラ
最初に語っていたのが生きました。
喬太郎、「宮戸川」。
勘当されておじさんの家に逃げて
なんとなく出来上がる若い男女、
幼なじみの恋愛が夏の雷っていうかっこよさ。
さらっとした色っぽさが良かった。

中入り。

喬太郎、「華やかな憂鬱」。
好き勝手な新作。
東京のローカルな地名続出。
以前にも聞いたことありますが
爆笑爆笑。
ヤンキーな主人公が喬太郎にあっていて
腹を抱えました。
三三、「道場破り 堀部安兵衛」。
これも前に聴きましたけど、磨きがかかっていました。
テンポよく、聴き手のニーズに合う
無駄のない展開。
宿屋の主人の人の良さ、
安兵衛の気っ風の良さ、
だけど道場破りで得るわらじ銭が魅力的。
ついつい儲けに走る宿屋の主人が
実に人間くさい。
安兵衛の乗りやすい人柄も気持ち良い。
だからサゲが、わらじ銭だけに「履き違えた」で
スッキリするのです。
人間らしくて悪人がいない。
私はこういう噺が好きらしいです。

さて、小ねこの彼氏も無事に夜行バスに乗ってお帰り、
私は明日個人面談。
日常に戻ります。
夏休みまでもうひと頑張りします。
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2017年07月08日

能町みね子「逃北〜疲れたときは、北に逃げます」(文春文庫)

小ねこの彼氏さんが、また上京。
お友達のお芝居見に来た。
もちろん小ねこに会いに。
今日は御茶ノ水からの神保町案内。
水道橋いく方向にある炒飯屋でたっぷりお昼。
さぼうるが満席なのでラドリオでお茶。
古本屋少し周り、二人はお芝居へ。
その道中で読み終えました。

北は、私も大好きで
筆者が訪れた稚内や青森の野辺地からの行程は
私も周りました。
圧巻はアイスランドからのグリーンランド。
これはすごい。
お母さんは小樽出身。おばあさんは宮城出身。
北の血が騒ぐんでしょうね。
私はそういうことはないので
北への思いの熱さは筆者がうんと上。
ふと呟くこの一節。
茨城で育ち東大に進学、東京で生きる彼女が、
➖運よくここで仕事を得て生活はできているけれど、
なんとなく上京してなんとなく生きている私が
こんな忙しい場所に居つづけて、そして稚内の
マスターに「東京の人」なんて呼ばれるように
なっちゃって、これでいいのか、と
空しくなる夜がある。

ここはわかる。

今年の夏の旅行は久々の東北復帰。
岩手からの青森経由で秋田、花巻戻る
周遊旅行、500キロの旅です、
能町さんは車運転なしのバスと電車。
中ねこのおかげで我が家は大きくまわれます。
その日まで後一カ月。
頑張ります。
posted by 大ねこ at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月03日

三浦しをん「政と源」(集英社文庫)

裏切らないしをんさん。
コバルト系で、対象は若者に向けての
小説っぽいですが、なんのなんの。
むしろ十分大人向け。
若者に老人の生き様伝えようとしてる感じ、
それもかっこいいです。

彼女お得意の男子主人公、
73歳から74歳にならんとする
元銀行マンで女房と娘に見捨てられ系の真面目国政。
つまみ簪職人で、
最愛女房に先立たれたヤンチャ系源二郎。
墨田区Y町に住み、渡し舟で行き来するというから
横網ではないかと見当付けています。
いっそ合わないように見える二人が
幼なじみというだけで、互いのさみしさを
半分にしてる毎日です。

源二郎の弟子の徹平と美容師の彼女が
またかわいいし、二人を翻弄したり
縁を繋げあったりしていく話です。
読んでいてとても気持ち良い。
ジジイの身勝手さもあるあるネタで
いっそ小気味良いと思えました。
誰にでも読んで欲しい佳品。
この手の小説にありがちなうっとうしさや
押し付けがましさはありません。
教訓もなければ、難しさもない。
ただそこにある人々の物語です。
posted by 大ねこ at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする