2016年12月06日

江戸川乱歩「明智小五郎事件簿1」(集英社文庫)

1ですから、今後続きます。
江戸川乱歩は小学校時代ポプラ社か
シリーズでいくつか読んだくらいで
実は詳しくない。以前小林信彦さんの本で
大した人だと知り、これは読まねば、と
思っていた矢先、文庫コーナーで
このシリーズがあるのを知りました。
今の所5巻まで購入済みです。
ウキウキ。

明智小五郎の作品の書かれた順ですから
時代の変遷もわかりやすい良い企画です。
1 D坂の殺人事件
サドマゾの引き起こした痴情事件が殺人事件と
見誤る話で、意表をつくもの。
2 幽霊
後ろ暗い男が恨まれていて
その恨み主が死んだにもかかわらず幽霊として
現れてノイローゼに陥りかけているのを
それは実は本人生きていると見抜く。
3 黒手組
黒手組と言われる悪党にお嬢さんが誘拐された と
金持ちの悩みに、実は狂言でお嬢さんは
駆け落ちしていたというオチ。
4 心理試験
ドストエフスキーの「罪と罰」に似た作り。
金のため老婆を殺した賢い男。
心理を知り尽くして行動したようだったのを
明智はさらに上をいく心理試験で見抜く。
5 屋根裏の散歩者
全てに興味の持てない男が犯罪には興味をもち
屋根裏を毎夜彷徨ううちにモルヒネをいびき男の
開いた口に投下する殺人を実行。
目覚まし時計です自殺ではなく他殺と見抜き
〔死ぬ人間が目覚まし時計をセットするわけがない〕
追い込むあたり、サクッとしているくせに
凄まじい。

面白い。
読みます。
posted by 大ねこ at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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