2017年03月28日

太田忠司「死の天使はドミノを倒す」(文春文庫)

名古屋の作家。
中央高速、甲府が出てきた。
作中にも名古屋弁。
作者の年齢が私とだだかぶり。
親近感持ちます。当然。
途中までは面白かった。
売れなくなった作家。
編集者である妻に愛想つかされ独り身。
弟の薫は人権派弁護士。
彼が関わる事件を追うことになったのは
父親葬儀費用が出せず、父親の銀行の金を
おろすのに弟の印鑑などが必要になったから。
弟の足跡は、実は超身近にたどり着く。
側にいて必要経費と称し雑誌記事にする男の
いうなりに動くあたりも
人は意識せずしてたくさんドミノの板を抱える象徴。
情報が有り余るほど提出されて
結果、弟は実は元弟で今は女、とか
ちょっと「サプライズ」過多な気味も。
自殺志願者、その幇助。
どれもスッキリ終わることなく
投げ出され感。
なんとなく全体ハッピーエンド。
なぜそうなったのか、詳細に書かれる面もあれば
え?いきなり?という面と、バランスも少々うーむ。

悪くはなかったですが、よくもありませんでした。
posted by 大ねこ at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック