2017年04月02日

栗原類「発達障害の僕が輝ける場所を見つけられた理由」(KADOKAWA)

4月になりましたね。
新年度開始。去る人来る人また新しい日々です。
持ち上がることなく新学年担任。
今度のお子さんの中に衝動が強い子がいると。
昨年度も自閉スペクトラムの子がいました。
発達障害が認知されて、精神障害も一般に了解されて
学校にも特別支援の先生やカウンセラーも常駐。
状況は悪くはないですが、
やはりクラスにいると担任は構い続けることができず
ストレスになることも多いです。
しかし、その子もクラスの大事な一員。
その子の心できるだけ寄り添いたい。
その子の居場所を見つけたい。
特別扱いではなく、仲間の1人として褒めたい。
そんな思いの中本書からヒントが欲しくて
読みました。

いっぱいヒントをもらいました。

類さんはADD、お母さまはADHD。
類さんは記憶が苦手。短期記憶も長期記憶も困難。
お母さまはそれができる。だから類さんの苦手を
一つ一つ根気よく教え続けることが出来たのが
一番よかったことのようです。
「ファインディングニモ」のドリーに似ていることに気付き、
時間管理が不十分で、目的地にたどり着くことが難しい。
記憶が難しいので同じ間違いを何度も繰り返す。
空気が読めない。いじめを受けた。

そんな彼にお母さま泉さんがして来たこと。
遅刻させない為に毎日規則正しい生活。9時には寝る。
好きなゲームは朝登校までは好きなだけさせる。
見たいテレビは録画。
特別支援校に入ると後から普通校に入りにくいから
普通校スタートにした。
自分がやられて嫌なことは他人に絶対しない。
自分がこだわることと
類さんがこだわることは違うと割り切る。
ハマりやすいのでゲーム以外に外へ連れ出す。
押し付けでなく可能性を増やす。
おっとりしてる部分はいいことだが
全く競争心もないので、あえて傷口に塩を塗ることも。
学歴にこだわるのではなく、
新しいことを知る、見る、覚える、ことは
どんな仕事をする上でも大切だから
大学には行って欲しい。
(彼は受験を失敗している)
できないことも長期スパンで見ると
できるようになっている。
だから、今できていることを褒める。具体的に。
教育現場では
タブレットやスマホのツール利用を許可して欲しい。
目の悪い人がメガネを使うように。
衝動を回避するために
必ず一度止まる。すぐやらない。
「5秒考えなさい」。

主治医の高橋先生が校医だったことも
類さんにはラッキーでした。
巻末には又吉さんの類さん評も。

全ての人に可能性がある。
いらない人はいない。
対峙している時は正直難しいですが
声を荒げず、その子の思いを受け止め、
多くの方に助けてもらいながら
今年一年、またやっていきたいと思います。
出逢う事に感謝。
私ごときに教えてもらう子どもに感謝。
聞いてくれて感謝。そんな思いでいきます。
posted by 大ねこ at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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