2017年04月05日

立川談春独演会 「居残り左平次」戸田文化会館

立川談春独演会。
戸田市文化会館。
辺鄙?(失礼しました)だったからか
チケット取れてよかったです。
しかし実は明日入学式。
死ぬほど頭を使って動き回って
へとへとな体に鞭打って戸田駅から歩いて到着。
寝ない事を自らに祈っています。
(かつて志の輔さんで寝てしまった)

居残り左平次ですから嬉しいです。

一年前に入った弟子が小咄してすぐ
談春登場。
彼はこの近辺出身らしい。
中学高校が戸田。
それもあって先ずは
戸田は中山道の板橋宿の次、などの話から
品川宿、新宿 、千住の四宿の話題から。
明治に入ってからのこと。
吉原のような公娼宿ではなかったこと。
これらを前振りして品川宿で
遊び尽くした次の朝から始まる。
布団部屋に左平次が自ら行ったところまでで前半。
前半だけで1時間。
左平次の屁理屈が冴え渡る。
とうとうと左平次が喋り倒して店の者を
ケムに巻く淀みなさに2度ほどウトウト。
しかし語る内容よりは明瞭です屁理屈ぶりに
笑えます。したがって目覚める。

中入り後の後半。

廓で人気者になっていく左平次がいい。
それが良くないととうとう大旦那が直談判。
50円のお土産までつけて体良く追い出される。
本家のサゲは、店の者と左平次が
喋りながら自分は居残りを稼業にしてる詐欺師だと
裏を語って、呆れた店の者がいう
おこわにかける➖だます、それは大旦那が
ごま塩頭だから、というわかりにくさ。
談志は50分かけて噺してこのわかりにくさを嫌い
今日談春が語ったサゲにしたようです。
(それも談春自らが語ったこと)
即ち、
ラスト左平次が出て行った後は
店のシーンのみ。
なぜ左平次を表から出した、あんな奴
裏からでいいじゃないか、と店の者の文句に
大旦那返して曰く
「あんな奴に裏を返されたら困る」。
二度来ることを裏を返す、と商売用語で
いうんだそうです。
談春は2時間語ってこのサゲも分かりにくい、
少々自虐風自慢。

居残り左平次というこの壮大な騙り節は
落語の本質なんだと思います。
そして、騙りと語りのうまさに
唸らされた談春でした。
左平次になりきる談春と
左平次をどうしようもない男として
客観視する談春が同居していて
その使い分けが噺の中に表れているのが
すごいなと思いました。
鈴本では味わえないような落語。
ただ疲れた自分には今日は
しんどかった。カラッポで笑える方が
今日はよかったです。
posted by 大ねこ at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・映画・芝居などの鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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