2018年04月01日

阿部和重 伊坂幸太郎「キャプテンサンダーボルト下」(文春文庫)

思っていたのと少し違う展開でしたね。
決して5人揃うことはありませんでした。
あくまでも相葉と井ノ原のバディものでした。
世界的なテロ組織と純粋なバディが闘う話に終始。
最後の方は、ご都合主義が多く
運が良すぎる2人でした。
村上病は、村上春樹の事かと気づき、
最後の方に出てくる島田某と筒井某も
有名作家のオマージュだとはうすうす気づいていて
解説にハッキリそれが正解だとわかり
ちょっと嬉しくもあり。

最後まで飽きさせない作りと
相葉、井ノ原の真面目で愛嬌のある伊坂風のバディは
読み進めるのに苦を感じさせない。
しかし、やはり2人の救出にはご都合主義が多すぎて
エピローグに至っては、調子良すぎて
ちょっと引きました。
小説の面白さはさすがでしたね。
赤木さんをもう少し活躍させて欲しかった。
後、エンタメだから無理なんでしょうが、
せっかく生物兵器と戦争を絡ませたんですから、
歴史認識への国や軍、警察への絡みも
描いて欲しかったです。

長年の小説好きには、その辺り、
残念でした。
posted by 大ねこ at 18:23| Comment(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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