2018年07月11日

中山七里「月光のスティグマ」(新潮文庫)

西日本の大雨による大災害、
本当に痛ましい。
旅行に行くと、山間建つ家屋をよく見ますが、
ああいう所の方々が今回の被害者なのかと思うと
切なくなります。
政府、動いているんですかね。

一方でオウムの犯人達の突然の死刑執行。
何一つはっきりとしないまま、殺害。
廃人同様だったと言いますから
麻原はやむを得ないとしても
なぜまとめてだったのか。

モリカケはうやむやになりそうで
内閣支持率が微増っていうのも
なんとも悩ましい。

自分自身も「退職」の2文字に、ここのところ
ゆれ動いています。

さて本書は面白かったですが
ちょっとどんでん返しが
ストーリー上で展開されていて
いささか荒唐無稽になっているきらいが。

双子の美少女とそれを守ると決めた淳平の物語。
子供の頃には変質者に襲われて
双子の優衣と麻衣の額に刻印(スティグマ)が。
長じて中学生、双子の家が火事で父親を亡くす。
淳平の兄が優衣を脅して麻衣に殺害、
その直後に阪神淡路大震災。
事件はうやむやに。

さらに長じて検察庁に勤務する淳平が手掛ける事案に
優衣が秘書として務める政治家が絡み、
久々に出会った二人だがうまくいかない。
そして起きる東日本大震災。
二人のトラウマ。
政治家是枝の裏金がアルジェリアにありと知り
追う淳平と守る優衣に降りかかるのが
国際テロ事件。
日本大使館に逃げ込むがそこが標的になり
人質30名以上の中の人間となる。
死と隣り合わせの恐怖。

エピローグは是枝逮捕で終わるが、
ちょっと事件大盛りメガ盛りで
ゲップでした。

ここまで描かれると「ないわ」となります。
それでも読ませてしまう七里さんって
天才ですね。
posted by 大ねこ at 20:44| Comment(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]