2018年08月06日

中山七里「七色の毒」(角川文庫)

向こうしばらく中山七里です。
全作品チェックして流石に一気買いは
いたしませんでしたが、半分以上購入。
読むぞ。

これはカエル男シリーズのイケメンデカの
犬養警部シリーズの短編集。
題名どおり7作品。
相変わらず題名の凝り方いいです。
赤い糸
長距離バス事故がモチーフ。
ピンポイントで座るお爺さんを狙った殺人を
見抜く犬養。
黒いハト
少年犯罪。最も後味が悪い。
でも少年、やりがち。
白い原稿
文学賞を巡っての出版社あるあるネタ。
現場にいる作者の経験談では、と。
青い魚
保険金殺人からのどんでん返し。
強烈な一作。
市井の生活を活写してからの事件。
怖い。
緑園の主
これも少年、そして高齢者、ホームレス
という考えさせられる設定。
悲しさを誘う佳品。
黄色いリボン
性同一性障害を描きつつ
実は隠されたトラウマとも取れる話。
紫の供花
レンゲの花が一輪、
それが事件の解明に。
しかも冒頭の「赤い糸」に繋がっている。
うまいなあ。

読み切ってどれも駄作なしっていう。
お見事。

男なら読み取れる。
女は嘘つきだから読み取れない。
元俳優養成所出身の犬養も
渡瀬さん同様変人だ。
posted by 大ねこ at 20:20| Comment(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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