2018年10月02日

中山七里「ワルツを踊ろう」(幻冬社)

うむう。
幻冬社好みじゃないか。
スプラッタでした。

これでもかこれでもかと追い詰められる
救いのない話。
了衛君、どこにでもいる
真面目と一生懸命と優しさとちょっと
独りよがりで単純な正義漢。
悪いことしてない。
迷惑もかけていない。
それなりに努力もした。
少しお門違いだったかもしれないけど
ありがちで責められる類じゃない。

のに。

なーんでここまで追い詰められるのかな。
もちろんその黒幕はいて
中山作品を読み慣れたわたしには
ぜーったいあの人怪しい、って言う人が
やっぱり黒幕だったわけで
余計にやり切れなかった。

もう自転車壊されたあたりと
ヨハンが(誰のことかは読みましょう)手に
かけられたあたりで
理不尽すぎて救いなさすぎて
中山さん、流石に恨んだね。

ただ途中に宮條が出て来たとき
気づけなかった。悔しい。
大団円のどんでん返しの仕組みには
気づけなかった。

「ヒートアップ」読んだ方は
読んだ方がいい。
生々しいのが嫌いな方はやめた方がいい。

よく作り込んである。
流石。
悔しい。
ちょっと人間の悪意が前面に出すぎて
きつかった。
posted by 大ねこ at 22:20| Comment(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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