2018年10月20日

中山七里「要介護探偵の事件簿」(宝島社)

玄太郎爺ちゃん爆ぜる。
名古屋舞台の名古屋弁丸出しの爺ちゃん。
ドビュッシーで出ていた爺ちゃんのスピンオフモノ。
ドビュッシーの話の前の爺ちゃんの活躍。
これを読んでからドビュッシーに行くと
多分、泣く。
香月玄太郎は名古屋で財を成して
要介護認定うけてからも怒鳴りまくり
車椅子を走らせる。
古き良き日本の男をまんま体現している。
敵も多いけど、慕う人も多い。
政治家から警官まで恐れられている。
生意気やスジの通らない人間や
権力を傘に着る人間が大嫌い。
いいな。
憧れる。

その爺ちゃんがホームズの題名を借りた
探偵芸を5つご披露。
「要介護探偵の冒険」建設人間の犯罪を喝破。
「要介護探偵の生還」爺ちゃんが倒れた直後からの
車椅子生活開始時のリハビリ施設での殺人未遂を喝破。
モールス信号がキーワード。
「要介護探偵の快走」爺ちゃん、車椅子レース、走る。
「要介護探偵と四つの署名」銀行強盗に直面するも
微動だにせず、強盗と対等以上にわたり合い、
真犯人を指摘。その上で4つの署名とは
まあ、かっこいい。
「要介護探偵最後の挨拶」岬洋介登場で
爺ちゃんのマンションの店子になって
クラシックファンの旧友の議員の殺人事件を
二人で解決する。

どれも爺ちゃんが、いい。
とろくさい。くそだわけ。何やっとんじゃ。
と、懐かしい名古屋弁が横溢。
爺ちゃんの介護のみち子さんも、いいんだ。
出てくる地名も知っている場所ばかり。

出来れば、中山先生。
玄太郎の若かりし頃にも探偵ごっこしていた
というていで、40代から50代の玄太郎の
続編期待してます。
1970年代から1980年代の日本なら
色々書けますよね。
posted by 大ねこ at 18:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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