2017年02月10日

立川志らく「志らく百店」(講談社)

談志が連載していた「銀座百店」を引き継ぎ
談志遺伝子継いだ志らくが書いたのを
まとめた本です。

志らくは落語面白かったです。
この本を読んで
懐メロ好き(ゆえに市馬師匠と仲良し)で
映画好きでこだわりが強い人だと
わかります。
談志が好きだったものを自分も好きで
談志が自分に似ていると絶賛して理由も
よくわかります。

アステアからチャップリン、
高田みづえから森口博子、椎名林檎、
蛭子能収から大林宣彦、宮藤官九郎、
向井秀徳、嵐山光三郎、と津々浦々。
趣味の広さは桁違い。

しかし、私は性に合わない。
ちょっと違うなと思いつつ
これが談志と疎遠になる理由かと。
なんだろ。
狂気っていうけどただの屁理屈じゃねえ?って
思ったり。
業の肯定とかいいなと思うけど
場合によってはただのワガママじゃねえ?って
思ったり。

落語は好き。人は好きじゃない。
そんな感じです。
でも気にはなるので、折々触れていきたいと
思ってもいます。
くせが強いんでしょうね。
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2017年01月28日

桂歌丸・三遊亭小遊三名人会 さいたま市民会館おおみや

さいたま市民会館おおみや、
前も一度来ましたな。
駅から10分以上歩く結構な遠さ。
今日は三遊亭小遊三と桂歌丸名人会。
笑点メンバーなので人は埋まっています。
私は、歌丸師匠の噺聴かないでお別れするのは
寂しいと思い、ご存命中に聴いておこうと
チケット購入。
うしろから5番目で大入りっつーことでしょう。

桂竹もん 平林
トッキッキ、笑えますね。
熊本出身、竹丸師匠の弟子だそうです。

幕が一旦降りてからの歌丸師匠降臨。
腸閉塞からの肺炎で
歩くことはおろか、正座もできず
呼吸さえ人工呼吸的なもので高座に着く。
執念、というか、落語が命なんだと実感。
歩けないから高座まで運んでもらい
座れないから正座に見せかける様子を見せ
鼻から呼吸する仕組みを抱えての
負しかない状況で、高座は見事でした。

艶笑噺 紙入れ
はっきりした明瞭な発音で
間男の狼狽した様子やおかみさんのさっぱりした様子、
旦那お人好し加減など演じ分けていて
素晴らしいと思いました。
声の衰えが全くないのが脅威的。

中入り。

鏡味一族のよし乃さんの太神楽。
ピンで太神楽は初めてでした。
年女って言ってたので24?まさか36かしら。
若く見えました。

小遊三師匠。
マクラに笑点の談志師匠に可愛がられたことや
(六尺という噺を稽古してもらったらしいです)
司会者が歌丸師匠以前は亡くなっていること、
などなど、話術はさすがに巧みでした。
惹き込まれて聞いていました。
落語は「金は廻る」。
新作?何かの噺の現代版かしら。
10万円巡り、不細工な妊娠中の女を
追い出す側と娶る側が、
金の貸し借りの相手という。

正直なところ、感動はなかったです。
歌丸師匠は、これだけ語るのが精一杯状況で
多分自身が最も歯がゆいことでしょうね。
きっと昔はキレがよく、
長尺物も得意だったことでしょう。
小遊三師匠は、テンポとノリの良さが
身上なんだと思います。

もしかしたら私は落語協会の方が
性に合っているんだと思います。

大宮東口は、ネオンキラキラでしたけど
入りたい店もなく、すぐ撤収しました。
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2017年01月22日

ピアノジャック 川口リリア音楽ホール

久々のピアノジャック。
正しくはPiaーnoーjaC←
面倒なのでカタカナで失礼します。
ヒロとハヤトの2人組。
ピアノとカホンのみ。
小ねことハヤト必ず一緒に行ってますが
彼女の記憶によるともう前回参加は5年くらい前。
そんなになるかと。
確かに
シャカシャカはレジ袋でなくポップコーンと缶へと、
微妙な変化は儲け上ありましたけど
タオル振りやラストのおててつなぎは
健在でした。

体育会系ヒロと文化系ハヤトの
阿吽の呼吸による演奏は
2時間半あっと言う間でした。
知ってる曲は「台風」一曲でしたけど
どうってことないです。
クラシックからの編曲、換骨奪胎で
面白く聴ける のもあれば
後半の超大曲に驚くやらで
一つも知らなくても大丈夫。

文化不毛の地と思っている川口が
ちょっとばかりいい感じになりました。

変わらない2人が可愛くて
ずっと彼らの笑顔につられて笑っていました。
何より2人とも腕が太くなって
頑丈そうになって
演奏もうまくなって
よかったです。
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2017年01月14日

柳家三三独演会 川口skipCity映像ホール

自宅近くの場所での独演会。
仕事さっさと切り上げて急いで
駆けつけ間に合いました。
朝は朝でJRが人身事故で止まり
夜勤の中ねこを携帯で呼んで
マイカーで出勤。間に合いました。
土曜日というのに何だかせわしない。

やっと安堵して噺を伺います。
前座は柳亭市楽。市馬さんの弟子でしょうね、
代書屋、途中まで。

三三 二番煎じ
いやあ、表情良く見えて
めちゃくちゃよかった。
冬の寒さも美味い酒も猪鍋も
目の前に並びました。
役人も、登場から夜回りの辛さを知る、
物分かりの良い人として演じられていて
私は好きです。
市井の普通の人々がそこにいて
寒い冬も悪くないと思わされました。

中入り後
三三 金明竹
大阪の言い立て、計4回繰り返すんだけど
どれも言い方違って、大阪あきんど風。
この人、本当に勉強していると思います。
奥さんのうろたえ方などもう笑うしかない。
その前のおばか甥っ子の様子も
もう本当におばかで、笑うしかない。
多分とても基本的な噺で
前座もよく演じるものでしょうね。
だからこそ真打が演じる意味ありと
つくづく笑いながら思いました。
東京のホールと違って、
軽くて笑って貰える噺選択なんでしょう。
マクラに学校での出前落語会の話題があり、
今日の客は落語通ではないと踏んだ噺だった
とも受け取りました。
私は全くの素人でもないし通でもないので
ただただ間近で三三さんが見られて
噺も面白くてよかった〜〜、だけです。

やっぱり三三さんがベストエンターティナー。
小三治師匠は破格として
さん喬師匠、権太楼師匠も一つ上だとすると
喬太郎さんも一之輔さんも白酒さんも好きですが、
同列の中で追っ掛けたいのは三三さん。
決定。
でも、まだまだいろいろな噺家さん聴きたい。
今年は好きな方だけでなく、未だ聴いてない方
聴きに行きたいと思います。
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2017年01月08日

新春若手花形落語会 練馬文化センター

新春若手花形落語会、って
喬太郎師匠入っているんですけど、
と内心突っ込んでいたら、案の定
白酒師匠がマクラでイジってくれました。
若手じゃないですね、3人とも。
一之輔師匠は30代か。

白酒師匠の弟子のはまぐりさんが
子ほめ。咳き込み3回^_^気になりました。
万全で挑んでくださいね。
白酒ー首ったけ
勝気で色っぽい花魁がうまかった。
何だろう。ものすごい安定感。
大門からの吉原が目に浮かびます。
人物の演じ分けも堂に入って、
見るたび上手になられます。
マクラのさりげないトゲも好きです。
噺そのものは大したことないんですけど
花魁にはモテない、多分働き者の
気っ風のいい辰さんが好きになります。

中入り

一之輔師匠ー千早ふる
爆発力ハンパない。
ご隠居さんがめちゃ元気のウソつき。
突っ込む熊?さんがまた、ハンパないツッコミ。
サゲは何と「くゞる」からの「ググる」とは!
とは、何という現代版。
惚れ直します。この爆弾一之輔師匠。

そしてさらに爆弾でした、喬太郎師匠。
新作ー稲葉さんの大冒険。
真面目が服を着た稲葉さんが
帰り道バス停前でフーゾクの新規開店のティッシュを
もらっちゃたのが噺の始まり。
うちに持って帰れないと、あれこれ試し
公園の植え込みに埋めようと掘り出したのが
運のツキ。
犬の散歩に不条理を感じる長谷川さんに会う。
土をくれ、蚯蚓をくれ、最後は松の木を。
家に真面目に持ち帰る稲葉さん。
サゲは初めての嘘でヴァレンタインプレゼント、
ってそんなに面白くなかったけど
全編通して醸し出される不条理に
笑うしかなかった。
何でそこまで思い込めるんだ、長谷川!
何でそこまで受け止めるんだ、稲葉!
という叫びが、笑いに変換されるのです。

わかった。若手です。喬太郎師匠。
こころも体張って演じる新作も
間違いなく若手でした。

濃〜いメンツで
落語聴いた感満腹で大変満足いたしました。
今年も聴くぞ。
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2017年01月07日

新春特選落語会 森のホール21

いやあ、遠かった。森のホール21。
京浜東北線、武蔵野線、さらに地元バス便。
ついた所は食事処もなく、
八柱駅でパン買って正解でした。

三遊亭わん丈ー蝦蟇の油の一部。
元気よく新作、ジャパネットたかた取り入れて。
紋之助ーコマ回し。トトロぬいぐるみが回りました。
三三ー粗忽の釘。大笑いできました。
独特なあの間にハマります。
中入り後、ナイツ、いつもの漫才。
塙さんより土屋さんのツッコミがさすが。
土屋さんあってのナイツ漫才だとわかりました。
昇太ー時そば。
マクラが20分。
笑点の司会になるまでのシークレット期のしんどさの話と
紅白の審査員の楽しさとしんどさの話。
語り口の流暢さと若々しさはいいです。
けど、今日時そばかあ。ちょっと勉強不足か、
忙しすぎてなのか、新春だから軽めにしたか。
わざわざ遠出したわりには残念なネタでした。

一緒した前の学校の同僚はまだ31歳、落語初心者だから
喜んでくれましたけど、ちょっとがっかり。
寄席は寄席で顔見世興行でしょうし
やはり今時期はよした方がいいのかもしれません。
明日も行きます。
明日はどうでしょうかね。
三三は笑わせてくれましたからオッケーです。
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2016年12月30日

映画「蘭丸 神の舌を持つ男」 堤幸彦監督

松竹系のチケットが31日で有効期限なので
見るものなくて困って
究極の選択で決めました。

見ました。
笑えましたが、飽きました。
壮大な俳優とロケ費の無駄遣いです。
TVで十分。
TVでも好んで見てはいないし。
佐藤二郎さんを見に行って納得、
それだけの映画でした。
横溝作品のパロディに近いのでしょうが、
ウーン、微妙でした。
そもそも向井理さん、好きじゃないし。
水を巡る攻防もイマイチ納得できないし。
蘭丸とリンさんが姉弟っていうのも安直だしね〜。
最後の方は眠かったです。
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2016年12月23日

立川志らく独演会 よみうりホール

2日連続落語会。イエーイ!
一応冬休みに入ったと言うことで。
そして今年最後の落語会でもあります。

タイトルも、まんま。
「今年最後の立川志らく独演会」
芝浜こだわりの会で
談志の直系と言う自負のもと、
現代に通じる芝浜を構築し
トータルで演じる、を目的とした
会になると予見します。
芝居、映画にも造詣深く
頭が良い役者兼脚本家兼監督兼
プロデューサーであろう彼なら
狂気を秘めつつ
ただの人情噺ではない芝浜にすると
期待しての幕前であります。

私は知りませんでしたが
かつて談志存命の頃は、ここよみうりホールで
「芝浜」を毎年演じていたとのこと。
その遺志を彼が汲んだと言うことでしょうね。

前座がじら。
時そば。
なかなかいい声の二つ目。

「芝浜 後日の噺」、親子酒。
つまりは、酒でダメダメになる親子。
勝五郎は、結局酒飲んでるってこと。
ここで酒の象徴を描きました。

「芝浜 以前の噺」、天狗裁き。
なるほど、夢の話でとんでもないめに
あわされる話で、最後に女房に揺り起こされる。
布石として
42両も金子を海に投げ入れるくだりも
仕込みましたね、志らく師匠。
こちらは夢の象徴。

中入り

「芝浜」
たっぷり。
ラストの女房のネタばらしのくだり、
畳み掛けてきました。
勝五郎は事情がわかるにつれ
この女房が自分の嬶でよかったと
心底思ったことでしょう。
その気持ちが痛いほど伝わる演技力でした。
女房がどれだけ勝五郎が好きで
ただただ彼の魚屋稼業が好きで
だからこの話が成立しているか
全く無理なく伝わりました。
過去に馬鹿な夢事件があって
それは自分のせいで
今は「夢になっちゃいけねえ」ってやめた酒を
大きな店を構えてから息子と大虎になって
酒を飲み始める勝五郎の全てを許す
この女房の物語なんだ、という設定。

なんだかね、愛の物語にしましたね。

いいなあ。
私は談志の噺を知らないから
なんの解説もできないけど
年末、年の瀬、今年最後の落語として
いい噺が聴けてよかった、と
嬉しく思い、ホールを後にしました。
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2016年12月22日

柳亭市馬 年忘れ市馬落集

年忘れ市馬落語集

大井町って街なんですね。
劇団四季の夏劇場に観に行って以来の街。
今日はきゅりあん大ホールです。
駅近が嬉しい。
シートが良すぎて埋まります。

一部に落語。
私好みの美味しい面々。

市馬 七段目
今日の歌謡ショー意識しての芝居ものですね。
いい声。

兼好 桃太郎
つなぎ意識しての軽い笑い噺。
ませた子供の表情がよかった。

三三 世相ネタ盛り込んだくだけまくりのお血脈。
上手い。ぶっこむ辛口時評が賢すぎて笑える。
私はこの頭の回転のよさに惚れています。
今日の座席は前から3列目。
表情の動きが本当によく観られてワクワクでした。

白酒 三十石船 森の石松の田舎言葉の浪曲噺。
新版・三十石。
笑った。白酒の怪し過ぎる田舎言葉に
ハマります。

中入り。

二部に昭和歌謡大全集。
司会に林家たけ平と加藤浩さん。
こみち姐さんも登場。
権太楼師匠特別出演ゲスト。
番場の忠太郎、だっけ?ヤクザ者が歌う
くさ〜い「瞼の母」。なりきりです。
噺家さんって役者だよ。
昭和10年代過ぎから30年代の歌ですね。
私の母親世代好み。
客席ノリノリ、レインボーカラーのペンライトが
揺れまくり。いいねえ。
アイジョージとか東海林太郎とか鶴田浩二ですよ。
市馬師匠のリサイタルなんだけど
昭和歌謡再発見でした。
結構コード進行やリズムが難しい曲もあって
なめたらあかん、と思いました。

でも、最後まで付き合った兼好さん白酒さん三三さん、
楽屋とか袖で聴いていたんでしょうね。
その姿考えたら、また笑いそうです。
歌の上手いジャイアンに付き合う
のび太やスネ夫枠ですね。

ま、実は今日は職場の忘年会でした。
チケット買っちゃったせいもありますが、
完全に好みの強いこちら選択で
後悔はしていません。

でもまあ、次回はないな。
私はやっぱり落語聴きたい。
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2016年12月17日

柳家三三、柳亭左龍二人会 内幸町ホール

内幸町ホールって
夜暗い時、大変見つけにくいところです。
三三左龍の二人会。
二度目の参加です。
三三さんは一体いくつ噺を覚えているんでしょうね。
今が一番勉強しどきなんでしょうが
その熱心さにほだされますよ。
左龍さんも大器の予感の香りあり、
互いの研鑽の場でもあるんでしょうね。

前座小多け 手紙無筆
声が良い人です。
腕はまだまだですが、いい感じです。

三三 権助提灯
本宅とお妾宅を飯炊き権助と行ったり来たりの
馬鹿らしさ、「提灯もう要らねえ。夜が明けた」
冬にぴったりです。
権助と女性二人と主人の演じ分けが見事。

左龍 代書屋
内容が内容だけに大笑いを呼んでました。
お馬鹿な履歴書依頼人と
知ったかぶって代書する代書屋の
演じ分けが、これまた見事。
大仰な演技が笑いを誘います。

中入り

左龍 鈴ヶ森
一瞬「出来心」かと。初めて聴きます。
泥棒の滑稽噺。
人物の描き分け、上手です
馬鹿らしくて吹き出す笑いの類です。
元ネタの代書屋とはかけ離れたものかも。
1人の履歴書を書き続けて
最後にこの話は本当か?と問う代書屋に
嘘だと思うならこの履歴書を見ろ、
というオチでした。

三三 安兵衛道場破り
元ネタは浪曲。落語で検索しても
ヒットしない。
三三のオリジナル?
いやあ、面白い。引き込まれました。
12月忠臣蔵の季節、赤穂浪士ものの
スピンオフ的笑い噺でした。
堀部安兵衛がまだ浪人で
越後から江戸に出てきた頃の話。
堀部安兵衛は浅草で巾着切りにあい一文無し。
宿屋の主人は日に一斗飲む
安兵衛にびっくりしながらも嫌いじゃない。
道場破りで「わらじ銭」を得られる面白さで
マネージャーをかって出た主人、
嫌がりもせず道場破りに行く安兵衛が可愛い。
結局お尋ね者状態になり稼ぎが止まり
仕方ない「面倒(面・胴)はごめんだ」
笑いました。
ていうか、三三節に完全に取り込まれました。
ああ、そうだ、これだった、
私が三三好きになったのは。
いろいろ噺聴いてきて
三三以外にもいっぱいご贔屓できて
三三じゃなくてもいいんじゃない?って
思い始めていましたけど、やっぱり三三。
声にハリも出てきています。
語りのパターンは見えてしまう部分もあるけど、
それは好きな漫才師のお決まりフレーズみたいなもので
来た来た〜!と楽しみになります。

いやあ、よかった。
正統派、なんでしょう。安定感とも。
それゆえの心地よさに笑みが止まりません。
三三最高。
左龍も応援します。

ちなみにホールは
地下鉄ホーム直結の道ありました。
これなら迷わす行けます。
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2016年12月10日

立川志らく独演会 練馬区文化センター

立川志らく独演会。
近くて遠い(乗り換え3回)練馬区文化センターです。
志らくは初めてです。

開口一番は18番弟子❗️立川うおるたあさん。
転失気。
筋をしっかりなぞれていました。
志らく はじめに時事ネタぶっ込んで
落語仲間イジって、今帯で出演中のこと喋りました。
声がイマイチ通らないのが私はうーむです。
松竹梅 「亡者になあられた」でサゲました。
手馴れた噺振りでした。
後ろの座席の方がしきりに上手い上手いと褒めていました。
が、そうかなあ。
悪くはないけど、笑えるけど、松竹梅の
人物が3人いるようには聞こえなかった。
噺振りや表現力で聴かせる感じで
こちらの想像力は掻き立てられなかったです。

中入り。

ごめんなさい!めっちゃ感動しました。
「文七元結」
江戸っ子の左官屋長兵衛の人となりが
愚かで可愛くて人間臭くて惚れました。
博打で身を持ち崩したバカ亭主なのに
自分の着物取られ、
裸に法被着込んでつれあっているおかみさん、
身投げしようとする文七、
お店のご主人、
そして家族のために恨みごとも言わず身売り決心する娘、
身売り先の男前な女郎屋の女将、
みんな江戸前の素敵な人間。
女物の着物着た変なおじさん、一銭もなく
格好ばかりつけて、それが長兵衛。
でもでも、人間だなあ。
噺の良さは言うまでもなくですが、
先ほど批判的に記した表現力で聴かせられました。
上手い。
大きな噺ほど力を発揮する人だと思います。
まさかここまでのめり込んで聴くとは、
自分でも予想外です。

立川志らく、侮れない。
噂通りの男でした。
これからの落語界を率いる男でした。
posted by 大ねこ at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・映画・芝居などの鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月27日

鈴本演芸場 11月下席

入船亭辰のこ 十徳
なかなか上手でした。

入船亭遊京 湯屋番
色気がありました。

ストレート松浦 ジャグリング。

入船亭扇蔵 子ほめ。

五街道雲助 身投げ屋
師匠の金語楼が作った噺らしいです。
自殺の真似で儲けようとする男が
同業者にしてやられる噺。

のだゆき
鍵盤ハーモニカ芸。

歌の介 漫談。
絶妙!笑い過ぎました。

扇遊 天狗裁き。
見ていない夢をしつこく追及され閉口する熊。
あげくは天狗までも興味深々で
それもまた夢だった、オチ。
語り口のうまさでさすがだと思います。
私はあまり好きなは噺ではありません。

中入り。

漫才ホームラン

柳家さん助 真田小僧。
声がおっかないのは天性。
口調はやや大げさ。

紙切り 林家楽一
秋田竿灯祭り、なんて難しいお題をクリア!
素晴らしい!

トリは入船亭扇辰 全く知らなくて
今ネット検索しまくりやっと判明。
上方落語桂文我さん辺りからの「匙加減」。
色っぽい芸者、惚れ込んで勘当された医者。
芸者の働くかのうやと置屋の松本、
医者の味方になる家主、そして大岡越前守。
医者焦がれ気が触れた芸者を3両で身請けしたが
完治したところ、店側が使える女だし
証文がまだあると尻をまくる。
そのあとは見事な大岡裁きがあって、
さらに家主に割った猫の茶碗代をぼられるかのうや。
サゲの面白さで笑って終われましたが、
立派な人情噺だと思います。
扇辰師匠が人物使い分け見事で
吸い込まれるように見ていました。
よかった。
やはりトリを取る師匠はオーラがあります。
グイグイ引き込まれ、気づけばハッピーエンド。
スッキリしました。

明日も休み。やった!
posted by 大ねこ at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・映画・芝居などの鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月24日

瀧川鯉昇、柳家喬太郎二人会 東京芸術劇場プレイハウス

今日は53だか54年だかぶりの東京の雪。
11月ですよね。うーん。

開口一番は立川某さん。
「つる」嫌いじゃない。
バカバカしくて好きい。
瀧川鯉昇師匠、初めて。
御年63歳、軽妙で仕組みのあるマクラで
笑いを誘います。
ネタは下ネタ系の「肥がめ」
食べる仕草が絶品。
下品が上品に見える噺家さんだと思いました。

喬太郎師匠は前にも聴いた「抜け雀」。
宿屋の亭主がいいんです。
可愛くてまっすぐでどこにもいそうな男。
サゲの面白みより、話の流れが好き。
現代風も感じさせての古典、
とても良かったです。

中入り。

喬太郎師匠は先ほどと違って軽めの「仏馬」。
酔っ払いの生臭坊主とお人好しのお百姓と
馬の黒がいいコントラストでした。
鯉昇師匠で「二番煎じ」、これも初めて聴く噺です。
夜回りで寒い庶民の
敵である役人が煎じ薬ー酒と口直しー鍋を
喜んで食べちゃうところは
ああ、図々しい!庶民の楽しみをうばう奴め!
と真剣に思いました。
食べちゃうシーンがそれ程ムカつくくらい上手い。
でも品があります。

また新しいお気に入り師匠が増えてしまいました。

学校で、記念行事が先日終わり、ほっとする間もなく、
ちょっとした失策で学年全体のぬるさが発覚して
結果的にはある子を傷つけてしまうことがあって
保護者にお叱りを受ける出来事がありました。
笑って許して貰える範囲ではない、その範囲が、
人によって様々だなあと感じることにも繋がりました。
そんなこんながあったので
少し笑って許してもらえた気がして
肩がちょっとだけ軽くなりました。
posted by 大ねこ at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・映画・芝居などの鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月12日

柳家三三独演会 「秋」日本橋三井ホール

三三の独演会。お久しぶり。
今日は、東京ど真ん中の日本橋室町
コレド室町の日本橋三井ホール。
すごい。
しかもなんだか、1ドリンク付き。

前座なしで(ろべえさんはいるようですが)
いきなり三三師匠登場。
体調も万全なご様子です。
「元犬」でご機嫌うかがい。
シロの仕草や受け止める口利き屋も
ご隠居さんも可愛い。
サゲは「おっ母あに会えた」。
二つ目は「うどん屋」。
初めて聴く噺で、調べると大師匠の
小さん師匠が得意の見せる落語だそうです。
しがないうどん屋が寒い夜に屋台引いて
酔っ払いに絡まれ、売れるかと思いきや
ただ与太話を聞かされ食いもせずバカにして
去っていく。なんだかなあと更に行くと
大店の奉公人がこっそり呼び止めてきたので
これは複数売れるかと期待。
一杯のうどんを旨そうに鼻をすすりながら
食べる様子が絶品。
サゲは「うどん屋さんも風邪ひいたかい?」。
どうということのない噺ですが、
冬に向かう今にはぴったりでした。

中入り。

出ないって言ってたろべえさん登場。
三月真打ち昇進決定。小八師匠になるそうです。
故喜多ハ師匠もお喜びでしょう。
「お見立て」。花魁も太鼓持ちも田舎者もいいです。
うまくなりましたね。
三三、最後は「質屋庫」。
初めて聴く噺。
長尺でたっぷりと。
質屋の店主、弱虫の番頭、小僧の定吉、
力自慢の癖に弱虫の熊五郎、
みんな愛嬌たっぷりで愛すべき人物に。
一つの人情噺三番庫から出ると言われる化け物の正体を
暴くべく番頭と熊五郎が離れで見張るところから
爆笑。
質屋が疑われやすい店だという具体例を
店主が語るエピソードがそれはそれで一つの人情噺。
定吉が熊五郎をからかうところもいいです。
一つの笑い噺。
そして見張るくだりは大の大人がうろたえて面白い。
サゲは菅原道真の掛け軸から本人登場。
太宰府に流され非業の死を遂げた逸話を元にした
「もう流されたくない」、あああ!です。

いい噺です。
まだまだ知らない噺がいっぱいで
それらを発掘しているであろう三三師匠に
熱い拍手を送りたいと思います。
大器、を感じました。

アメリカ大統領に予想外に人選ばれ
TPPなど言語道断な法案が可決する国で
豊洲はカジノ化する予感が拭えない今日この頃、
りりィさんは亡くなり
仕事は順調なものの、貧乏暇なしで
物思う晩秋の今日
少しスッキリしたのでした。
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2016年11月05日

映画 「続・深夜食堂」

続・深夜食堂、封切初日拝見。

「焼肉定食」
葬式詐欺男に佐藤浩市、贅沢。
でもとてもいい味付けになっていました。
結婚に縁遠くなっている女性の気持ちを
うまく表現。女子で焼肉、かっこいいです。

「焼きうどん 」
キムラ緑子の母親に池松壮亮の息子、いいキャスティング。
15歳年上の女と結婚しようとする蕎麦屋の後継息子。
実は母親が子離れしていないんだという。

「豚汁定食」
来て来て詐欺に出会い
福岡から東京に来て騙されたおばあちゃんに渡辺美佐子!
自分も駆け落ちして息子を捨てた人生だから
騙されたことに悔いはないが
一目会いたい気持ちは拭えずしばし東京滞在。
「めしや」常連たちがおばあちゃんに対して
掛け値なしのフォロー。
前に話の主人公だった人物たちがサブに回り
おばあちゃんを一人の人として
昔からの仲間のように接する。

キャスティングされる役者さんも
決して人気者ではないです。そこがいい。
味わいのある庶民感が出ています。
感情過多な部分もなく、淡々と事実が流れる。
「めしや」のマスターにしてからが一切思いを語らない。
でも、温かい。
人って捨てたもんじゃない、と深く頷かされます。
あ、マスターがこの映画で二回感情出しました。
一回目は料亭ママ(余貴美子)が軽く迫った時。
二回目はおばあちゃんが豚汁定食を褒めた時。

小林薫さん、好きです。
警察官のオダギリジョー、いい味出しています。

見終わって、何か心が浄化された気がします。

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2016年10月22日

さん喬一門七人会 よみうり大手町ホール

さん喬一門師弟七人会
よみうり大手町ホール。
さん喬、喬太郎・左龍・喬之助・喬志郎・さん助
年に一度の師弟会ですって。
さん喬師匠に喬太郎師匠、左龍師匠だけで
おなか一杯になりそうなメンバーではないですか

出番順が(昼の部)
喬太郎、さん喬、喬之助、さん助
中入り、左龍、さん喬、喬志郎。
大師匠がトリではないという。
企画担当者石井徹也氏がパンフレットに曰く
ーさん喬一門は古典ひと筋といった枠などない。
……試みが必要となる。
……さん喬師匠がサラに登場する冒険…………
お弟子さんがトリを取る……試み
らしいです。
夜の部でも喬太郎師匠はトリ前、
さん喬師匠は中入り後ですからね。

開口一番春風亭朝太郎の真田小僧の後
さて、お目当喬太郎。まんじゅうこわい!
え〜、まさかの?
しかしこれが大爆笑。さすが喬太郎師匠。
崎陽軒の月餅は笑った。
この後横浜でも会があるらしく
トップスタートだったようです。
さん喬惣領弟子の面目躍如。
夜の部にも二席入っているので
横浜からトンボ帰りなんでしょうね。

さん喬、棒鱈。
田舎侍と金なし江戸っ子がさすがです。
笑いどころ満載。


喬之助、干物箱
頼りない若旦那がいい。
前に市馬師匠で聴いてそのインパクトが強いです。

さん助、三人旅
女達を呼ぶところで一人は比丘尼になっていました。
髪の毛がないのでチップの使い道が
お燈明代になったサゲでした。

左龍、たがや。
おお、まさか秋になって聴けれるとは!
先日読んだ愛川さんの小説にあって
聴きたい噺の一つだったので
大川、両国橋、と来て心の中で喝采。
短めになってオーソドックスに
表情豊かに、サゲ「たーがやー」でスッキリ。

さん喬、ちりとてちん!またの名を酢豆腐。
これも聴きたかったけどチャンスなく初めて。
多分原作とは少し違うさん喬師匠バージョンでは、と。
イジワルする側がご隠居さん。
普段グルメを気取り、美味しそうに食べないロクさんへの
一芝居の体になっていました。
このご隠居が良い笑顔で(さん喬師匠の笑顔最高!)
イタズラっぽいので
とても爽やかな落語になっていました。
さん喬師匠の人となり、温かさ、人間味が
全て出ていた噺で一気にファンになりました。

喬志郎、三年目。
何だろう、この人。
線が細くて女性やらせたら女性より女性っぽい。
三年目の死んだ女房があまりに似合い過ぎて
ぞわぞわっとしました。
独特な細さが醸し出すナイーブな落語。
三三の女性も惚れますが、喬志郎の女性は
色っぽいだけでなく女の持つオーラが
満ち満ちていました。
やれる噺には限界がありそうですが、
特定の噺なら凄いんではと
ちょっとお宝発見な気がします。

5000円でしたけどたっぷり3時間半以上。
よみうり大手町ホールは千代田線大手町直結で
便利で木の香りがするいいホールでした。
十分満足して帰宅。
ただ一つウーンなのは、
おなか減ってもコーヒーショップには
バウムクーヘンくらいしかなかった事。
次回はこのホールの際は、何か買ってから参戦です。
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2016年10月09日

10月歌舞伎 歌舞伎座

2日連続銀座とは、なんと贅沢な。
今日は歌舞伎座で十月歌舞伎です。
知り合いの方がチケット用意して下さいました。
久しぶりの歌舞伎です。

初帆上成駒宝船
国生改め橋之助
宗生改め福之助
宜生改め歌之助
芝翫さんの息子さん達。この長男の橋之助さんが
知り合いのお子さんと大学が同じで学部も同じです。
若々しい踊りで、三人のために作られた
新作舞踊のようです。

女暫
巴御前に七之助
轟坊震斎に松緑
清水冠者義高に亀三郎
楽しい舞台でした。
歌舞伎のお約束満載で、幕切れの後に
六法を踏む指南がついて笑いも誘っていました。
     
お染 久松 浮塒鷗
女猿曳菊之助
お染児太郎
久松松也
いいですね。
最後は結局心中道行になるんですが、
漫才師の説得の舞踊が愛らしかったです。
     
極付 幡随長兵衛
幡随院長兵衛橋之助改め芝翫
芝翫さんの声って迫力があって
こういうやくざ者の芝居に合うんで
ラストの三場は結構がっつり見ました。
これって昨日の神田さんの講談「芝居の喧嘩」の
元ネタっていうか。
どっちが元ネタか知りませんが、同じ話ですね。
きっと神田さんは、歌舞伎座でこの演目中って
知っていて講談にかけたのでしょうね。
どこで繋がるのか分からないものです。

知り合いさんは橋之助さん繋がりで
ご本人とお会いするようなので
私は早々に失礼しました。

久しぶりの歌舞伎と歌舞伎座に
ほんのり感動。
劇団四季でも宝塚でも感じることですが、
裏方さんの頑張り、伝わります。
これは生の舞台でしか分からない。
特に歌舞伎は、午前の部がはねたのが
3時45分、午後の開始が4時半。
ほぼ休み無し。
もちろん交代制度でしょうが、すごい。
今回3階席で4000円でした。安いですよ。
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2016年10月08日

よってたかって秋落語 よみうりホール

よってたかって秋落語
よみうりホール恒例の落語会です。
夜の部、市馬、三三、神田松之氶、一之輔。
渋いラインナップで私好み。
愛川さんの本を読んでいるせいもあって
噺の内容より、話者の喋りに今日は期待であります。

市馬さんちの前座さん。
いちばば?って聞こえました。
声が張っててさすが市馬門下とミョウな納得。
松之氶さん。講談「芝居の喧嘩」。
立て板に水で元気元気。
人名列挙のくだりで爆笑です。
ちょっとうるさいけど、楽しかった。
歌舞伎の真似などいい感じです。

一之輔、「笠碁」。
今迄いろいろ聞いた噺ですが、
一之輔師匠がやるとなんでこんなに可愛いのでしょうか。
大好きな友達なのにいざ碁となると
譲れなくて、しかも上手くないので他の人じゃ無理。
でも絶交しちゃったし、今更謝れないし、
葛藤葛藤。その仕草が可愛くて!
来て来てって誘う場面は場内大拍手。
表情だけで家の前をうろうろする相手を
追うあたり、手練れです。
上手くなったなあ。いっちゃん。

中入り。

市馬師匠、「普段の袴」。
軽くあっさりと。
マクラに先代の林家正蔵師匠の話。
自分が若かった頃、馬生師匠や小さん師匠が
正蔵師匠と一緒にいたって話は、今や貴重です。
この師匠の声は、侍向き。
軽い与太者ではもったいない。
長講の人情噺や怪談噺が聴きたいです。
でも、今日は三三をトリにした関係上か
ホントあっさりしてました。

お目当て、三三師匠。
前にも聞いた「三枚起請」。
尾、いらん、から花魁、ってウンチク、
一瞬信じかけました。あはは〜
三者三様の喜瀬川への対応が楽しかった。
全体に早口で、くすぐり過剰気味。
もう少し時間あげたい。
ただどんなに早口になっても滑舌の良さは
ブレません。噺し込んでいると思います。
レパートリーを今猛烈な勢いで増やしている
そんな気もします。
以前の三枚起請はどうだったか、はっきりとは
覚えてないですが、もう少し色気重視だった気が。
今回は明らかに男視点で喜瀬川憎しが前面に。
しかし喜瀬川もさるもの、
カラスを全て殺して「朝寝がしたい」のサゲに
素直に唸ります。

笠碁のお人好しも、花魁稼業にどっぷりの喜瀬川も、
人間だなあと。
落語はいい。
今日のベスト1は、いっちゃんです。
グーンと伸びています!
(何目線ですか?)
posted by 大ねこ at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・映画・芝居などの鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月01日

いとうせいこうフェス 「再建設的」 「建設的」から30周年記念ライブ 東京体育館

いとうせいこうフェス、東京体育館。
4時半から9時半、10000円だけどお得。
私より2歳下のせいこうさんの人脈がすごい。

オープニングに竹中直人、
クレバとかがいるキックザカンクルー、
からのスチャダラパーや細野晴臣など。
ユースケ・サンタマリア、久本雅美
かせきさいだあ(スチャダラパーのですboze兄弟)が
拾いもの、ちょっとお気に入りに追加。

10時過ぎてもやっているので、さすがに
途中退場。
岡村靖幸さんからの水道橋博士まで。
ちょっと長すぎました。

高橋幸宏さんの時に
ギター鈴木茂で、なんとはっぴいえんど。
細野さんいるのにドラムで幸宏参加って、
ミュージシャン仲間のいろいろを
垣間見た気がします。
せいこうさんの大瀧詠一押しは
今回のフェステーマソングに現れていて
完全に大瀧さんの「三ツ矢サイダー」テーマソングに
酷似、つーか、オマージュだなぁと
聞いた瞬間思ったものです。

ラスボス(だと思い、帰り支度してたらまだ水道橋博士に続く)
仕様の岡村靖幸さんとのセッションは
「サマータイム」という渋い選択、良かったです。
幸宏さんもの岡村ちゃんも
せいこうのため来たよ的位置を大切にして
自分の声自慢も出しゃ張ることもなく
大人オーラ全開でした。

サイプレス上野とロベルト吉野のラップも
若者らしくシャイな感じが良かったです。
略して覚えて〜って叫んだ略語が覚えられないって
困った事態。
言えますか?
サイ上ロ吉って。無理。

大好きスチャダラパー
せいこうさんに認められた初期の
「太陽にほえろ」を被せた名局と
「ブギーバック」「レッツラゴン」の大盤振る舞い、
嬉しかった〜。

あとは、ゴンチチとかlastorderとか(うるさかった)
蛭子さんとか勝俣さんとかくりいむしちゅー上田さん、
せいこうさんの顔の広さに驚きます。

小説家としてより私は
小ねこが子ども時代に見ていたNHKのEテレ
「天才ビットくん」のMCに存在感を見いだしています。
ラップもやる小説もやる、司会もお笑いもやる、
プロデュースも編集もやる、マルチタレントと
認識していますし、今もその認識です。
その癖片っ端から忘れるらしい様子を
今日聞いて、私と似たものを感じて
ちょっと嬉しかったです。
私も覚えていられない。
何年前の教え子か、とか、正直無理なタイプです。

人間力、必要ですね。
posted by 大ねこ at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・映画・芝居などの鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月17日

李相日監督作品「怒り」映画

地元のシネコンで拝見。
小ねこと一緒に泣いていう考えてきました。
まず原作は吉田修一さん。
「悪人」カップルです。
今回原作は読まずに行きました。
したがって真犯人は誰かわからず
サスペンスの要素も一杯で楽しみでした。
はじめは警察が夫婦殺害現場の調査のシーンから。
ピエール瀧が似合っている。
千葉の漁場で働く妻を亡くし男一人で住むのが渡辺謙。
その娘で少々足りない所があり
歌舞伎町で働いていた宮崎あおいを引き取りにいくシーン。
ゲイでカミングアウトしないまま企業で働き、
ホスピスにいる母を見舞う心寂しい男に妻夫木聡。
これは東京でしょう。
最後に沖縄で、街から転校してきた少女に広瀬すず。
彼女を好きで舟を出して離れ小島に誘う民宿の少年。
佐久本宝さん。とてもいい味出ています。
いわゆる大女優名俳優陣に囲まれる中でも遜色ない。
犯人らしき不詳の人びとに
ゲイの綾野剛、バックパッカーの森山未来、
渡辺謙の下でバイトする松山ケンイチ。
うう、すごいです。
3つの場面が混ざり合い、真犯人に迫る。
真犯人の意外性も息を飲みましたが、
そこに立ち昇る怒りの連鎖に哀しみを覚えます。
そしてあと2人は犯人ではない訳ですが、
そのときに人が人を信じる困難さを
目のあたりにして感じ入るものがあります。
宮崎あおいが松山ケンイチを取り戻しにいくシーンで
愚かな人間が毅然とした女に
変貌していく力強さに感動を覚えます。
どれも自分の内部にある隠された想いに肉迫してくるので
重さも半端ないです。しかし、向き合わせられる。

良い映画です。
アカデミーにはシン・ゴジラか怒りか
などと感想語りながら帰途につきました。
posted by 大ねこ at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・映画・芝居などの鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする