2018年06月01日

中村佑介対談集「わたしのかたち」(青土社)

先日の展覧会で購入した本。
中村佑介さんの人となりが
よーく伝わる本でした。
対談の相手が良いです。さすが。
列挙します。
宇野亜喜良。イラスト界大御所。
山本直樹。漫画家。
わたせせいぞう。イラスト界有名人。
林静一。好き、大好き。
和田誠。もう絶対的なイラスト界の神。
さだまさし。ジャケット描いた関係で。
ちなみに中村さん自身さだまさしファン。
江口寿史。漫画家界とイラスト界行き来する天才。
ヒグチユウコ。画家でイラストレーター。
石黒正数。大学同級生ですって。漫画家。
米澤稔。ビックリマンデザイナー。
これは中村さん自身の絵のルーツ。
山口裕子。ハローキティデザイナー。
奥浩哉。GANTZの漫画家。
後藤正文。言わずと知れたアジカンのフロント。
ジャケットずっと描いてきた仲。
私もアジカンと中村さんのコラボあっての
両方とものファンになったクチです。

自分が生きる世界と全く違う世界で
生きる「仕事師」の思いや生き方考え方が
本で読めてよかったです。
ちょっとだけ知らない世界に
トリップできました。
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2018年05月23日

中村文則「教団X」(集英社文庫)

非常に疲れました。

疲れた理由。
1:松尾率いる宗教集団と沢渡率いる本書主人公の
教団が2つ出てきて私的には面倒くさい。

2:その教団がセックスカルト集団という設定が
荒唐無稽であり、狙いが透けて見えて鬱陶しい。

3:主人公クラスの楢崎の軟弱さや
女主人公の立花、その相方でテロを起こさんとする
高原のあるあるネタが、「だから?」と
思ってしまう。

4:サディズムの極みの沢渡の、この教団を作った
経緯譚が医者で味わう世界でものすごく
不愉快で気持ち悪い。
医者が読んだら悲しくなるか、あるいは
共感するか。わあ、ヤダヤダ。

5:ちょいちょい出てくる性描写が
1つも嬉しくない。
性をあざとく扱いすぎ。

これでも昔はサドも「眼球譚」も
クリムトもラディゲも澁澤も片っ端から
読んでいる読者です。
この後小説の不愉快さの根本は
ここまで教団の汚点を列記してきて
最後の方は「人は救われる」光小説に
無理矢理持っていくところ。
おいおい、この大団円で今までの暗闇は
一体何だったんだ、という
ハッピーなのに虚無感に襲われるところ。
先に列挙した小説群は
救われないから逆にカタルシスがある。
この小説は「共に生きていきましょう」っていう
展開には読めなかった。

唯一の面白さは
高原が語る社会問題、思想問題。
ページでいうと356からの段。

あれかな、中村文則さんは、若者の
政治離れや社会への無関心への警鐘を
描きたかったのかしら。
だったらわからんでもない。
ということは、酸いも甘いも分かるおばさんには
理屈先走った七面倒なこういう本は
読む必要がなかったのかもしれない。

もっともっと「難しいことをやさしく」書いた
物語や芝居がたくさんあって
エンタメでありながら胸に響くものを
私はこれから選んでいきます。

でも、頑張って描きましたね。中村さん。
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2018年05月13日

中山七里「ヒートアップ」(幻冬舎文庫)

いやあ、本当に面白い。
中山作品で今までハズレがない。
ま作家デビューから10年経ってないんですね。
年齢はほぼ私と同世代。
いろいろなさってきたんだろうと
作風の違いがありすぎるあたり、
半端ない経験値を感じさせてくれます。

今回は麻薬ヒートアップを巡る活劇もの。
七尾究一郎なる麻薬取締、通称麻取が
自身が生贄となって捜査する話。
七尾は麻薬が体内に入っても
反応はあれど、平静を保てる特異体質を生かし捜査。
同僚の個性豊かな仲間からも一目置かれ、
一匹オオカミで突出しているスタンドプレイヤー。
自分では「公務員だから」と自負があるが
周囲から見たら最も公務員ではない。
だからヒートアップ撲滅のため
ヤクザのネゴシエーターの山崎と組み
今回の体を張った捜査に当たる。

誤認逮捕、強行突破、ヒートアップの製造研究所、
アメリカの攻撃、まあそれは
ハリウッド映画並みの無茶ぶり。
ありえへん世界なのに
読み手にあり得ると思わせる手法が秀逸。

おまけにいつものどんでん返しも。
七尾の誤認逮捕の真犯人がなんともビックリ。
私はずっと山崎の奥さんが犯人だと思ってた。
違うんだなこれが。

手に汗握るストーリーだけど
これは映画化は無理、というどんでん返しでした。

「いつだってこの国は国民の命よりも
体面を気にしていた」というような
社会を斬る文章が随所にきらめくのも中山作品の醍醐味。
若者受けに媚びない、玄人読み手にもズシンとくる
文学になってる。
そこが実は好きな理由でしょうね。
解説で「今野敏、逢坂剛に匹敵」的な一節が
ありましたが、私はその面白さで
その2人を中山さんは、完全に抜いていると思います。
少なくとも私はお二方は飽きましたが、
中山作品は先日まとめ買いしました。
まだまだ私の中山ブームは続きます。
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2018年04月25日

倉知淳「幻獣遁走曲」(創元推理文庫)

通算7年連続一年生が、こんなにハードに感じるとは。
子供も課題の多い子がいる苦労も事実ですが、
それ以上に保護者がもろにスマホ世代ってことに
疲れている気がします。
きちんと読まないで書類提出するから
差し戻しが多い。
全て指示しないと理解できない。
毎日のように学級通信出していても
軽いクレームは連日あります。
いや、それも第一子が多いんだからしょうがない。
実はそれ以上に辛いのは
1年間仕上げたのに、また巻き戻しの始まりに
ルーティン以上に虚しさを感じ始めている
心持ちにあるようです。

今痛感しているのは
やはり人は褒められたり承認されたりしないと
モチベーション上がらないってこと。
特に上司に。
だから子供同士の褒め合い認め合いも大切ですが、
教師がしっかり褒めないと良いクラスには
ならないと思います。
だから、いっぱい指導してその分褒めています。
自分の経験値です。

あ、本の紹介だった。
猫丸っていう探偵さんの
日常に潜むちょっとしたなぞを笑顔で解く話。
他愛もない短編集。
アルバイト探偵さん。
以上です。
私はあまり面白くなかったです。
ただ、猫丸さんの姿勢には
学ばされることがありました。
先入観で見ない。
笑ってやり過ごす。
妙な人間万歳。
等々です。
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2018年04月14日

原ォ「それまでの明日」(早川書房)

日本47都道府県のうち
まだ一歩も足を踏み入れていないところは
和歌山県
(ここは行く予定まで立ててチャンス失っています)
宮崎県(九州旅行でも何故か省いてしまった)
そして、佐賀県。
ここは「だって何にもないじゃん」
が正直な思い。すみません。
行く理由が見つからない。
そう思っていた。

しかし!見つかりました。
佐賀県鳥栖市には

寡作過ぎてついつい忘れがちな
でも本屋行くたび「実はまだ読んでない本
見落としているのでは……」と探してしまうも
出版リスト検索しても決して読んでない本はない、
今回の新作含めたった7冊しか生涯で出版してない
しかし全て傑作という
ミステリ作家兼フリージャズピアニストの……

原ォさんが住んでいるじゃあありませんか!
ああ、これで佐賀県を訪れる理由の見つかりました。
必ず近々、行きたい。

今回の新作である本書。
わざとのようにじっくり読みました。
でも結局13日間で読み終わってしまった。
あ〜あ、読んじゃった〜
というのが正直な感想。
沢崎ともっと会いたかった。
もうお別れ、もうエピローグ。
そう、多分原ミステリの面白さははっきり2点あって
そこがクセになるのに寡作だからじれったい。
じれったいけど再会すると嬉しくて
会う時間を引き延ばす、けど
別れ(読了)は必ずやってくる。
寂しい。虚しい。このこと自体が既に
超ハードボイルド。

で、その2点の一つは、
沢崎自身の魅力です。
この嫌煙の時代に両切りタバコその名もピースを
がっつり吸いまくる。
原さん自身もピース愛好家のよう。
私の父親もピースのみでした。
ピー缶と呼ばれる缶々の中にぎっしり煙草。
ニコチンタール量最大値だったと。
家の中、真っ黄色になります、マジで。
しかし香りが良い。
父の匂いイコールピース、でした。
だから沢崎は他人に思えない。
沢崎は携帯も持たない。
作中に一切ネットの話は出てこない。
沢崎の探偵業のネットワークは「人」です。
電話サービスの女性と声だけの繋がりから
仲良くなる件がさり気なく挿入されていますが、
これこそ古き良きハードボイルドです。

ほんのちょっと前までパソコンもケータイもなかった。
でもなんの不自由もなく生きてきた、
と歌うのは、斎藤和義さん。
タブレットで文を書きながらどの口で言っとんじゃ!
とは思いますが、
私もガラケー止まりです。
スマホは拒否した結果がタブレットになりました。

探し物はなんですか?
見つけにくいものですか?
と歌ったのは井上陽水さん。
探し物は見つかる時代になっちゃいました。
見つけにくいものなんてない、ように
感じる時代です。
だから沢崎はカッコいい。
実は見つけにくいものだらけが人生だ、と
教えてくれます。身をもって。
沢崎自身が足で歩いて確かめ
沢崎自身が出会った人の話を真摯に聴き
沢崎自身が自分の脳内、人の頭で情緒を含むデータを
客観的に整理して、結果見つけた答え通りにいかない。
そういう鈍臭い場面もたくさん描かれています。
そこがカッコいい。
パソコンで検索かけたら一発かも。
でも沢崎はしない。
自分の目で耳で感じ得ないものは信じない。
だから見つけにくい。しかしそれこそが人生だ。
そんな風に私は受け取ります。

沢崎は仕事に義理堅く
頑固すぎる丁寧さがあります。
仕事で出会った人は仕事以外では会わない。
それが今回の依頼人望月との全てになっています。
「私と望月が会ったのはこれが最初で最後だった」
と冒頭にあるわけです。
こりゃもう憶測呼びまくりの意味深な文章。
ここで私はハートを鷲掴みされます。
この一節がこれほど重要になるとはさすがに
思いもよらなかったです。
そんな沢崎の立ち居振る舞い全てがハードボイルド。
息子かもしれない男の言動にも
実に動じずクールに対応する。
しかも冷たくない。
愛に溢れているのに言動はそっけない。
これぞハードボイルドであります。

さて原ミステリの面白さのもう1点は、
話の多重構造です。
本筋からの伏線、からの別の事件、
からの新しい人物の出会い、からの
その人間の成長模様、からの錦織との確執、
からのヤクザ屋さん、……とまあ
どれが本線か忘れるような
各種エピソードがいちいち面白い。
あちこち遊びに行って御用を忘れる子供のように
私は小説の中で遊びに行って本筋を忘れた頃
ページは残り少なくなって
「アレそういえば結局望月さんどうなった?」
と思い出す頃、全てが正しくゴールに向かっていて
ページを閉じた時全てが収斂していて
その手際に驚き、満足、後に来るのは
あ〜あ、終わっちゃった……だったということです。

原さん71歳。
私の腹違いの姉と同い年だと思います。
絶対もう一作は書いてくださいよ!
そして佐賀県鳥栖市、ジャズ喫茶?ジャズバー?
目指して遊びに行きたいです。
そして何が悲しいって
今後はもうこうしたレトロと言われるであろう
パソコンもケータイも出ない話を書く人は
絶滅するんだろうと思えることです。
どうかミステリ作家目指す若者よ、
原ォ読まずして日本のミステリは
語ってはなりませんぞ。
後継者育成、ハヤカワさま、
よろしくお願いします。

あ〜、心から満足した小説でした。
とりあえず今年の暫定ベスト1。

最後に一つ疑問。
この題の「それまでの」って
どこから見たそれ、なのか。
この物語自体なのか。
じゃあ
「明日」って何を示しているのか。

実はラストシーン、ハッピーエンドじゃない。
明らかに東日本大震災で終わってる。
沢崎にとっての明日なのか。
希望の無さを示唆しているのか。
少し苦い後味でした。
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2018年04月01日

阿部和重 伊坂幸太郎「キャプテンサンダーボルト下」(文春文庫)

思っていたのと少し違う展開でしたね。
決して5人揃うことはありませんでした。
あくまでも相葉と井ノ原のバディものでした。
世界的なテロ組織と純粋なバディが闘う話に終始。
最後の方は、ご都合主義が多く
運が良すぎる2人でした。
村上病は、村上春樹の事かと気づき、
最後の方に出てくる島田某と筒井某も
有名作家のオマージュだとはうすうす気づいていて
解説にハッキリそれが正解だとわかり
ちょっと嬉しくもあり。

最後まで飽きさせない作りと
相葉、井ノ原の真面目で愛嬌のある伊坂風のバディは
読み進めるのに苦を感じさせない。
しかし、やはり2人の救出にはご都合主義が多すぎて
エピローグに至っては、調子良すぎて
ちょっと引きました。
小説の面白さはさすがでしたね。
赤木さんをもう少し活躍させて欲しかった。
後、エンタメだから無理なんでしょうが、
せっかく生物兵器と戦争を絡ませたんですから、
歴史認識への国や軍、警察への絡みも
描いて欲しかったです。

長年の小説好きには、その辺り、
残念でした。
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2018年03月25日

阿部和重 伊坂幸太郎「キャプテンサンダーボルト 上」(文春文庫)

いやいや、面白いです。
元野球少年が再会する。
宮城県と山形県の狭間にある御釜、
別名五色沼にまつわる致死率70%の村上病をめぐり
曰く、B29から落とされた細菌兵器、
曰く、ワクチンで必ず防げる、
曰く、調査していた厚生省役人の桃沢の父は殺害?、
曰く、封印された幻の劇場版戦隊モノ
「鳴神戦隊サンダーボルト」は映り込んではいけない
五色沼の魚が映っていたから封印された?、
曰く、その主役サンダーレッド役の赤木は
わいせつ罪だったから封された説は嘘?、
曰く、その事件に関わった相葉は村上病罹患者として
拉致られたのも国際組織の陰謀?、
曰く、井ノ原はこの後国際組織との闘いにどう挑む。

井ノ原も相葉も(ジャニーズの名前多いな)元は
お金欲しい。
井ノ原は息子の皮膚科代。
相葉は自分のおっちょこちょいで結果母の
大事な家を売らなければならない羽目になった
ことへの詫び。取り戻したい。
桃沢の娘も女性を武器に
父の隠された真実を突き止める為に
今は何でもする状況。

壮大な歴史的事実、戦争、スパイ、テロ、
歴史的隠蔽等々をバックに、
仙台や山形の青年たちが小さなあるいは
正義感による欲望を満たす為に動く。
その人間像が戦隊モノそのもの。
レッドが相葉、ブルーが井ノ原、逆も可、
ピンクが桃沢で、グリーン、イエローが
多分ホテルドアマンの田中とまだ登場しない福士か?

今日から小ねこと温泉旅行。
京都駅に向かっています。
その後バスで天橋立に行きます。
下巻も旅行中に読めるかもです。

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2018年03月18日

柳家花緑「柳家花緑と落語へ行こう」(旬報社)

花緑さんは小学校時代成績が悪かったと
本書に書いていますが、最近の
カミングアウトで、
どうやら発達障害だったとのこと。
多弁症、多動症、いわゆるADHD系かと。
だからこそ逆に9歳で落語を覚え
戦後最年少で真打昇進という快挙が
なし得たのでしょう。

この本も古本屋でゲットしたのですが、
奥付け見ると2002年なので30そこそこで出した本
ということになり、その割には老成している
というか、耐乏を抱いている感じです。
いわゆる落語協会、芸協、円楽一門、立川流の4つを
一本化したいと思ってる具体案がすでにあって、
そのままその案を
談志、小遊三、小朝、円楽にぶつけているのは
いっそ怖いもの知らずであり、
小さんの孫だからできる特権を
最大限に活かそうとしている表れであり、
本気度を感じます。
そして実際彼は本格派として聴きに行きたい
落語家の一人だし、垣根を超えて様々な人と
組んで落語普及に邁進しているのは
私でも知っています。

将来的には小さんの名前も継ぐのかとも思います。
精一杯やってほしい。爆弾かもしれないし、
トップリーダーになるのかもしれない。
楽しみです。

ということで、本書は青い花緑の熱い思いが
詰まっており、先に記した大真打が
気楽に語る対談も面白いです。
貴重かも。
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2018年03月15日

柳家小三治「柳家小三治の落語9」(小学館文庫)

本日結婚記念日。
さっき思い出したんで、何もしない。
25年過ぎてしまいましたからね。今更ですね。

小三治大師匠の文庫化第9弾。
一眼国
うどん屋
小言念仏
宗論
かんしゃく
猫の災難
茶の湯

どれも庶民派のとっつきやすいもの。
一方で、他愛もない噺だけに
人間味が出ないと面白くない噺でもあります。
私はこの中では
断然小言念仏がイチオシ。
実際に聞いて、主人公の口うるさい親父は
きっと小三治師匠そのものだと思わされるくらい
板についています。
噺で好きではない茶の湯も小三治師匠の語り方だと
とっても人間の愚かさや可愛らしさが
伝わりました。
サゲの気取りに関係ないお百姓さんの一言が
なんともパンチが効いています。

行きたいなあ〜、師匠の会。
なかなか場所と時間が合わなくて残念。
たまに行けそうでも完売。
お元気になったんだからもう少し頑張ってくださいね。
今年79歳ですね。
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2018年03月11日

八巻秀「アドラー心理学」(ナツメ社)

八巻秀先生はアドラー心理学者。
以前講演聞いて人柄共に好きになりました。
フロイト、ユング、と並び称される心理学者なのに
恥ずかしながら私はしらなかった。
つまり割と最近で、我々の学生時代は
一般的でなかったということだと思う。
このように肯定的な心理学なら
もっともっと流布して欲しい。

今更遅い、と思う反面
後2年残った教職で生かそうと決心。
この心理学の半分は実践して来たが
4分の1は自分の感情コントロールのなさで
やろうと思ってもできていないこと、
残りは目からウロコ的な発見でした。

私は国語と特別活動中心で学んで来ました。
このアドラー心理学は特別活動の精神と通底。
自己肯定感や自己貢献感は共通のキーワードですね。
だったら尚更しっかりしなきゃですね。
ほんとうに自分のよくないところが
正義感からくる怒りがあって無反応に対して
ヒートアップしちゃうこと。その時
相手が子供っていうことも忘れて
意地を張るように言い募っちゃうこと。
言葉が荒くなりきっと相手を傷付けること。
後、○○になれないよ、みたいな
脅しをかけちゃうこと。

もう三月半ば。
やってしまったことはごめんなさいで
四月からの大決心ですね。
自己改革とは、ライフスタイルの変更らしい。

不安、悲しみ、心配などの感情が一次感情で
怒りは二次感情という。
なので怒りが起きたらその根拠の一次感情を
探ることで怒りは収まる。

楽天主義は無責任だが、
楽観主義は成長につながるのでオーケー。

目標を持たず進むは人への貢献。
共同体感覚を持つと前へ進む。

勇気くじきがダメ出し。
OK出しで認め合える。

人間性に上下無し。
子供であっても尊敬。

2:7:1の法則。
ほっておいても好きになるのが2、
相手の出方次第で好悪決定する7。
1は何をしても嫌いな人間。
そういうものだと割り切る。
全ての人に好かれる訳はない。

ありがとう、うれしい、助かる。
勇気づけの魔法の3つの言葉。

尊敬、信頼、共感、協力、寛容。
人間関係を作る5つのポイント。

長所探し、加算主義、プロセス重視、
失敗受容、感謝を伝える。
勇気づけの5つの方法。

やります‼︎

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2018年03月07日

森まゆみ「昭和ジュークボックス」(ちくま文庫)

私より5歳上のお姉さん。
森さんは、
谷根千の提唱者で地域掘り起こし人間だと
思っています。
それ以上に、本書を読むと
お父さんが町医者の歯医者さん。
お母さんがフランス大好きなアプレゲール。
お父さんもお祖父さんも写真が趣味で
懐かしいセピア色の写真が
本書にたくさん掲載されています。
テーマは自分と音楽。
シャンソンやカンツオーネも大音量で
歌い上げる方で、楽しい。
カラオケのはしりの体験者。

どの曲もよくわかる。
さすがに流しのギターで歌った時代ではないけど
スナックにあるカラオケ機械で
見知らぬ人の前で歌ったことはあります。
歌がその時代その時の鏡だったり
ノスタルジーだったりするのもよくわかる。
私もカラオケでは70年代縛りとか
やらかすため、小ねこもやたら懐メロに詳しい。

私の音楽史は
おじちゃん達が聞いていたヴァケーションなどの
アメリカンポップスからザ.ピーナッツ、中尾ミエが
始まり。その後フォークソングやビートルズ、
グループサウンズが否が応でも入って、
小6でラジオデビュー、
陽水、ユーミン、みゆきさんにノックアウト。
中学時代は百恵さんかな。あと夜のヒットスタジオ。
高校はロック。パープルにツェッペリンからの諸々。
サザンにも出逢った。テクノ。YMO。
大学でウオークマンゲット。そんな青春時代でした。

誰しも語れる音楽史。
私も描きたくなりました。
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2018年02月28日

草野心平「酒味酒菜」(中公文庫)

一月は行く。二月は逃げる。
とはよく言ったものです。
もう三月。
今年間最高の忙しさの中で生きています。
年度末の片付けやまとめ、
新年度の計画、学年じまいの準備等々。

そんな中でほっこりする本書はオススメ。
さりげない本で常識をちょっと覆す事柄が
たくさん書いてあります。

旅に出る時の必需品は、お茶。
宿屋のドクドク淹れられる
お茶の不味さが嫌なんですって。
イカの塩辛作りはワタのみ。
イカの身を入れると保存が効かないんですって。
料理はオモチャいじりと似てるとのこと。
花びらを味わったり
焼き鳥屋を営業して豚のモツを焼いたり、
「火の車」という飲み屋を新宿で営業したり、
貧乏を味わった詩人は
もののうまさをよく知っているんだと再認識。

賢治や中也と同人誌を作った人で、
蛙詩人で、檀一雄や開口健や椎名誠、
ヘミングウェイに通じる野性味ある料理人。
酒に溺れ失態だらけのくだりも
笑えるし、往年の文人。

好きな詩人。
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2018年02月20日

浅田次郎「ブラックオアホワイト」(新潮文庫)

エリートかつ出自の良い主人公が
商社マンとして活躍していたバブル時代、
黒い枕だと悪夢、白い枕だとハッピードリーム
を見るストーリー。
最初の頃は完全に夢なんだけど
徐々に虚実皮膜、どれが本当だ?となり
その頃残念ながら、私は飽きていました。

浅田作品としてはあまり好きではない。
設定的に商社マンというのがまず引きます。
浅田さん特有の外国観や戦争観、
ハードな現実と夢想世界の取り合わせやエピソードは
それぞれ楽しいですが、もろに夢を利用しているのが
苦手だったのかもしれません。
陥れたりいれられたりの行動様式も苦手。
解説によれば週間新潮掲載だったらしいので
読み手ターゲットはおじさまですから
いたしかたないんでしょう。

過去を美化したい中年からリタイアあたりの
男性陣には面白いのでしょう。

以上です。

ところで平昌オリンピック、
羽生結弦さん、すてきでした。
小平さん、かっこ良かった。
基本的に興味はないのに
純粋に頑張る人が結果を導き出す様子は
惚れるし、つい見ちゃいます。
パシュート?バシュート?
あの3人一組で滑るスケート、華麗で素晴らしい。
葛西さんは残念でした。
永遠にジャンプしてほしいです。
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2018年02月12日

中村文則「去年の冬、君と別れ」(幻冬舎文庫)

今日は小ねこの1日遅れお誕生会。
雅叙園のバイキングでランチです。
わざわざ南北線はるか遠くの目黒駅まで。
それはそれは高級感あふれる場所で
ランチもどれも美味しく、満足でした。
にしても、目黒駅前は田端駅風、
アトレ以外商店街らしきものもなくて
中継地的便利だけど味わいは少ない場所かなぁ。
まあ雅叙園があってホリプロがあるからな。
都会ですよ。
ついでに寄ったのはアトレのニトリ。
時計激安で壁掛けと目覚まし両方買いました。

その行き帰りに読み終えたんですが
まあ後味悪いこと。
映画化して話題ですが
伏線につぐ伏線で衒学的に読み手を惑わし
犯人と思われる写真家が実は無実で
その事件の顛末や写真家の人生をルポするライターが
二人いて、
その片方が実はーーという手の込んだ話。
猟奇性満載、妖しさ満載、
けれど献辞兼物語エピローグの重要な要素の
イニシャルが「この本全体がフィクションで仮名だから」
という物語内の理屈で意味不明の本名イニシャルって
これはいただけません。
勝手な理屈だなあ。
散散読み手を翻弄しておいて
本名は違うのよ、知らなかった?と
気付けない読者を小馬鹿にされたようで
後味悪いっていうわけです。

話そのものは、グイグイ引き込まれます。
けれど結局私小説っぽいんだよね。
伊坂さんの伏線は気持ち良いのに
なんかちょっとな、ってなります。

映画は違う展開らしいですが
あまり興味はもてません。
もう一作作者の作品を買ったので
そこで私なりの評価を決定したいと思います。
前に読んだ本もうまいけど確か
好きになれずに終わってしまったはず。
才能は買いますが、好みではない
というあたりでしょうか。
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2018年02月10日

北村薫「太宰治の辞書」(創元推理文庫)

落語家円紫さんと私シリーズの
とりあえず最終章か。
落語家、太宰治、というところで
惹かれて久々の北村薫さんです。

私、は結婚して野球少年の母になり
みさき書房という出版社に勤める編集者に
なっていました。
芥川の舞踏会に出てくるピエールロチの
「お菊さん」を芥川は「お菊夫人」と表記、
その謎を追って様々な諸本にあたり
様々な人に出会う。
そこでロココ、の言葉に引っかかり
太宰治の「女生徒」の料理がロココ風につながる。
ロココを辞書で調べたら独特な解説が本文にある。
そもそもこの「女生徒」は彼のファンが送ってきた
日記を換骨奪胎したもの。
その日記には辞書のことがない、としたら
その辞書は太宰治の所有物であろうということで
探索が始まるわけです。
ロココ風といえば、次は三島な訳で
全く私が大学時代にどハマりした系譜そのまま。
そのあたりの文献を丁寧に探っていく経過は
さながら本の探偵という様相で
自分もかつて卒論の頃していたような
探っては次の謎、探っては闇の中、
数珠繋ぎの連鎖で諦めるまで終わりがない
面白くも答えのない探索を「私」がしてくれるのです。
そりゃあ面白かった。
円紫さんはほんのちょっとだけ出て来ます。
真打で売れっ子になっていました。
鈴本のトリに出てる設定が今の私とまたかぶる。

とまあ、内容的には事件が起きるわけではないし
小説好きでなければ何も面白くない展開。
私は、久しぶりに小説探訪という視点で堪能しました。

太宰治の「生まれてすみません」が
彼のオリジナルではないどころか
その作者寺内寿太郎という無名の詩人が
悔しがっていた事実も併せながら
決して太宰治の行動を否定せず
作家の性だと認めつつ寺内を大切にする
文章を書いています。
そうした北村薫さんの否定せず肯定せずの
ほんのり柔らかい文体が
読むものに心地よさを与えます。
私、という一人称を用いながらも
極めて客観性を保つ抑制の効いた文章、
手練れだなあと感心して
気持ちよく読み終えました。
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2018年02月02日

岡本哲志「銀座を歩く」(講談社文庫)

都市形成史学、という分野の仕事が
あるのですね。筆者の仕事。
「ブラタモリ」にもよく出演なさっているとのこと。

銀座が好きで結構ぶらついていますが
本書によるところの路地の多さには
今ひとつ気付いていませんでした。
江戸の頃からの区画から
必然的に生まれた小道だそうで。

地図も豊富、ですが
わかりやすいとは言いがたい本でした。
しかし、面白かった。
ガス灯がある場所
路地がビル内に吸収された場所
など気付いてない事実を知りました。
晴海通りが好きになれない理由も納得。
道幅が広すぎるんですな。
銀座通りが心地よいのは
桟敷席の部分があるからか。
5丁目から7丁目あたりが好みなわけも
金春通り等花街だったからだと。
潜在的に好き嫌いで分けていた土地は
実は歴史的遷移によるものだったかと
ちょっと驚く。

ビルの解説や区画の話題は理解できませんが
また銀座路地巡りしようと決めました。
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2018年01月26日

河合莞爾「粗忽長屋の殺人」(光文社文庫)

短命の理由
ご存知短命を元にした遊女の悲哀

寝床の秘密
これも義太夫狂いのご主人の寝床より。
相模屋の旦那が下手な義太夫を唸るのには
大きな隠し事があった。
華岡青洲が出ちゃう話。

粗忽長屋の殺人
粗忽長屋と粗忽の使者をリンクさせた逸品。
熊五郎がただのおっちょこちょいではない。
実は間違えるだけの理由が隠されていたという。
へえ。

ラストが高尾太夫は三度死ぬ
紺屋高尾、千早振る、反魂香のミックス。
高尾は妹がいてその名が神代太夫って
いいんじゃない。

全てスッキリ終わるハッピーエンド。
構成そのものが落語。
落語家に語らせたい。
いい出来ですね。

河合莞爾さんって全く知らない。
でwiki見てみた。
生年月日不詳だって。
編集者でもあるらしい。
別にいつも落語もの書いているわけでもなさそう。
談志が好きなんだと。
ムムム。
だから解説は談四楼なんだな。
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2018年01月13日

井上ひさし「一分ノ一 中」(講談社文庫)

仕事始まり、その疾風怒濤の忙しさに
笑えるほどです。
親分曰く、プレミアムフライデーは無理でも
週に一回は早く退勤しましょうよと
呼びかけてくれるのですが、無理。
その当人の親分が次々と仕事回してきます。
現場ってどこもそんなもん。
帰りの電車の混むピークを見ると
ご同輩だらけですからね。

さて本の話。
荒唐無稽が止まりません。
サブーシャさんが一人になってしまい
東京の文書配達人という仕事を得て
偽の身分証明書を数枚所持し
使い分けていたところが
そのいちいちがいわくつきの人物だらけ。
殺人者、中国料理店の皿洗いプロ、
俳優、本書表題「一分ノ一」を書いている作家、
おかげで追っ掛けられてはギリギリで助かる
事件だらけ。
しっちゃかめっちゃかでありながら
筋に乱れを見せないあたりはさすが。
本書のラストは、文書を配達に行った先が
ディズニーランドならぬ霊園ランドで
バーチャル体験するところで続く、です。
そのバーチャル体験がなぜか忠臣蔵って。
井上さんの好きな世界があちこちに
散りばめられているあたりは笑える。

結構晩年に近い作品だと思いますが、
デビュー当時の「ブンとフン」にに近い匂い。
思えば「ひょっこりひょうたん島」が井上さんとの出会い。
そのあとはそれと知らずに「ブンとフン」を読み
笑い転げた高校生の頃。
劇作家と知ったのはずいぶん後。
その後、宮沢賢治との繋がりや
憲法問題コメ問題などの意見に強く共感。
心の師の一人ですね。

さて、そんな師匠がこの冒険活劇に
どんなオトシマエをつけるのか
最後まで楽しみたいと思います。
posted by 大ねこ at 17:55| Comment(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月05日

井上ひさし「一分ノ一 上」(講談社文庫)

ちょーっと読むのに時間かかりました。
まだ中、下とあるのが正直ウンザリ。
時は19✖️✖️年。
日本が米、英、中、ソ連に分割統治された設定。
東北はソ連の統治下。
三郎ことサブーシャ地理学者。
東京のセクシー歌手や関西の兄いや
旅館の息子たちとのニッポン奪還冒険小説。

何しろ入口がロシア文学然としていて
そこがまず難読。
やっとそこを超えたら面白くなってきましたけど
ヘリコプターに忠犬に爆弾に
あまりに荒唐無稽。
その上井上さん独特の畳み掛けがてんこ盛り。
こっちも真面目くさって読むのをやめたところ
やっとスムーズに読み終えることができました。

井上さん独自の難しいことをやさしくして
笑い飛ばせる仕組みになっています。
ただ、思いのほか荒唐無稽が過ぎていて
戸惑っています。
とりあえず中巻にいってみます。

多分男性雑誌か何かの連載ですね。
posted by 大ねこ at 19:51| Comment(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月23日

かこさとし「未来のだるまちゃんへ」(文春文庫)

かこさとしさんは、御年91歳。
敗戦を19歳で迎えた生きる歴史です。
やんちゃでよく考え自意識の高い
お子さんだった。目が悪いため兵役免除、
東大工学部に入り企業の研究所勤務しつつの
絵本作家。
作家になる前にセツルメントという
ボランティア組織に属して
子供達に紙芝居や幻燈を見せていた。
作家になってからでも会社勤めをしつつの
二足の草鞋を履く生活。
唯一の彼の汚点は、家族を顧みなかったこと。
自分のお子さんとはほとんど遊ばず
他人のお子さんから多くを学んだとのこと。

でも名作「どろぼうがっこう」「からすのパンやさん」は
実のお子さんにも好評だったらしいです。

我が子の小ねこも「だるまちゃん」シリーズ大好きで
何度読まされたか分かりません。
当時全シリーズ持っていたと思います。
だるまちゃんのお人形もいまだにあります。
「いやいやえん」のしげるもそうですが、
このだるまちゃんもなかなかにワガママで
実に子供らしい。
私自身は、「だむのおじさんたち」が最初の
かこさとし体験だったと思います。

ー「子どもは未発達だ」と決めつけている
教育者たちは、子どもたちが遊びの中で
ごく自然に発揮しているこういう生物の能力を
見逃しているんじゃないか。
ー「君が持っている、ものすごい鉱脈はそれだよ」
そう気づかせてやることさえ出来れば、
子どもは、大人が叱咤激励なんかしなくたって、
自分からぐんぐん成長していけるのだと、
僕は川崎の子どもたちを目の当たりにして得た
経験から、そう確信するようになりました。
ーしまったと思ったら、次は考えろ。
自分でよく考えて、自分をちょっとずつ
変えていけばいい。そうして、失敗を
乗り越えてゆけるのが人間で、
君もその一員なんだよ。
ー子ども相手だからこそ、むしろ小手先の技や
ごまかしは通用しない。
人間対人間の勝負。

最後の二つは、私自身も日常的に
肝に銘じて仕事しています。

かこさとしさんはいまだに戦争についての絵本が
描けないとおっしゃる。
それは情緒としての絵本は描きたくないという
気持ちの表れなんだと思います。
原子力にも仕事で携わり、経済効果や
安全性等に始まり、政治力学やる世界的展望を
よく知る科学者だからこそ
実は誰よりも戦争反対でありながら、
個の力では描き切れないジレンマがあると
推察するのです。
でも、ここは命尽きる前に妥協作でも
よいので、出版していただきたいと
教育現場からは熱望しています。

どうぞさらに長生きしていただき、
優しくも厳しい眼差しで
我々のともしびでいてください。

posted by 大ねこ at 19:10| Comment(0) | 読書の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする