2009年11月23日

展覧会での「賢治THE WORLD」

7月にもくろんだ展覧会での発表は
無事に好評を博して終了しました。

今年の子どもたちが選んだ作品は
以下の10作品でした。
「注文の多い料理店」「貝の火」
「雪わたり」「どんぐりと山猫」
「銀河鉄道の夜」「セロ弾きのゴーシュ」
「よだかの星」「いちょうの実」
「ツェねずみ」「猫の事務所」

展示物を制作した後
軍手の人形を使ったり使わなかったり
工夫をしながら
作品の一部を朗読したり、
賢治の人生に触れる解説をしたり、
ブックトークのような演劇のような
朗読のような3分間余りの発表を
展覧会会場でさせてみました。

対象は保護者であり先生方であり1〜5年の児童です。
相手によって少し言葉遣いを変えてみたり
彼らなりに工夫もしていたようです。

他の作家さんではこのようなさまざまな
作品を用いて共通項としてくくることが
なかなか難しいので、賢治派やはり
偉大であり、早く生まれすぎた作家だったと
思わざるを得ません。

中学校の教師だったら
私ならこのノリで芥川龍之介。
高校生だったら森鴎外。
または詩で中原中也あたりで
やってみたいもんですね。
posted by 大ねこ at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮沢賢治の部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月07日

雪渡り その2

この残暑の中で「雪」もないもんですが
総合的な学習で「賢治THE WORLD」をしたい関係で
本作品に早速取り組んでおります。

まだ読みの浅い中ですし
今年のお子さんたちが余りハイレベルでは
ないのでどうなるか未知数ですが
ハイレベルでない子どもでも
それなりの世界観を持てることが
賢治のすごいところですので
ちょっぴり楽しみです。

今回自分で取り組んでの
新しい発見は
本編に直接関係ない自然描写の豊かさでした。
大理石より硬く凍った氷。
想像すると美しいなあと素直に思います。
森の木々から漏れる光の見事なこと。
彼は網の目のように漏れる木洩れ陽が
大好きなんですよね。

紺三郎やきつねの生徒たちの真心と
人間批判を
かんこ四郎と共に子どもたちは
どう読み解き理解することでしょうか。

拒否君2号は連日夏休みの続き。
拒否君は休み明けごとにお休み。
暴れん坊将軍たちは宿題をサボって
私に叱られる日々です。
真っ当な子どもたちをまともに育てたいと
痛感するからこそ
賢治は私の支えになっています。
posted by 大ねこ at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮沢賢治の部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月29日

賢治THE WORLD

6年の担任をしたら必ず取り組む
総合的な学習で「賢治THE WORLD」があります。
その時々の子どもたちによって
手法や狙いは微妙に変えていきますが
賢治との出会いを必ず何らかの形で
行うという訳です。

今までしてきたやり方を記してみます。

1:賢治の一生や賢治の描きたかった世界観を
 年表化や図表化、アンケートや分類をして
 小学生なりの卒業論文にする。
 (これは7年前の子どもたちにしました。
 かなり高度な学習形態でした)
2:賢治の作品を1つまたは複数取り上げて
 絵画化・音楽化・劇化して自分の選んだ
 「見せたい相手」に伝わるように発表する。
 (これは2年前の子どもたちにしました。
 表現意欲の高い子達にピッタリでした)

そして今年しようと思っているものは
3:展覧会の共同制作作品に生かすために
 賢治作品を一つ取り上げ
 軍手人形で人物たちを表し
 絵やタイトルロゴ、背景の工夫で世界を現し
 イメージに合った写真を撮影して飾り
 メインとなる部分の朗読会を開く、というものです。

これは個人差の多い今年の子どもたちに
合わせてみました。
グループで取り組むことで
不器用なお子さんも、飽きっぽいお子さんも
簡単で目先が変わりどれかで自分を表せる、
しかも企画力のある子は世界そのものの構築を
計画してメンバーの子に指示も出せる。

実際には10月に取り組みます。
また結果が出たら記したいと思います。
賢治の世界は、なぜか子どもたちに似合います。
大人が思うよりずっと豊かな世界を
描いてきました。
今年の子達は、さてどうなりますやら。

夏休み中の教師は
こんなことを企画して仕事しています。
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2009年07月17日

「やまなし」その2

久しぶりの宮澤賢治ネタです。
8回目の「やまなし」指導終了しました。
ひどい学習環境の中ですが
それでもこの話を真面目に取り組むと集中し
へえ・・・と思わせられる意見が続出しました。
人の考えの発表を聞くよい機会にもなりました。

今回の子どもたちの場合の
主題例を。
「自然は厳しく怖いものだということ」
「生きていればよいことも悪いこともある」
「どんな哀しくても必ず誰かが助けてくれる」
「明るい時にだって悲しいことはあり
暗い時でも嬉しいことはある」
「幼い時に苦労をしたり学ぶことは大切」

何故、冒頭の一文とラストの一文があるのか、は
「昔話の構造と同じで
『昔々』『どっとはらい』みたいな役目」
「賢治さんが、こういうことを教えますよ、と言う役目」
「季節の違いを強調する役目」
「2つの世界の違いを強調する役目」
などです。

やはり「やまなし」はおもしろい。
他愛もないお話なのに
深い人生観が見えてくるのです。
宮澤さんは天才だなあと今回も思いました。
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2009年03月03日

「注文の多い料理店」再び

またこの作品を授業で行いました。
今年の子どもたちの読み取りの多くは
「二人の紳士は紳士ではなく
一人は思い込みの激しい流される人で
もう一人は考えはあるが甘い考えの人」
が主流で、主題は
「甘い考えをもつと罰が下る」とか
「動物にも家族があって
人間の思い通りにはならない」とか
「時には過去を振り返り
考え直すことが必要だ」とか
今までには無い発想が出てきて
なかなかやるなあ、と感心しました。

さらにこれも今までには無かった傾向ですが
山猫たちも紳士たちと同様な存在とみなし
わがままを言っているのは
山猫も紳士も実は同じ、と言う
なるほど!と考えさせられる読み取りが出ました。
だから白くまのような犬が復活してきた場面で
山猫の親分は犬によって制裁を受けた、
と考える子もいました。

そうか。人間の愚かさも然りですが
動物たちも浅はかだったゆえに
このような結末になる読みなのか、
面白いものです。

この話で一番おりこうさんだったのは
この犬たちと二人を引率してきた鉄砲打ちだった
と言うのも面白いと思いませんか?
ある子は、この鉄砲打ちも過去に山猫に
引っ掛けられたのでは、と考えましたし
ある子は、この鉄砲打ちは騙せそうも無い
本物の狩人なので山猫も手が出せなかったと考えました。

子どもたちの発想に教えられるから
宮澤作品の授業は楽しいです。
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2008年06月07日

「銀河鉄道の夜」

土曜日で久々にまったりしています。
こんな日には賢治をアップするに限る。

賢治はさまざまな自然現象に興味を持つ
今で言うエコロジカルな人ですが
当時の岩手・花巻では死活問題で
農地を良くしたい思いでいっぱいだったと推察します。
今から5年ほど前岩手「賢治の旅」を敢行した時
民宿のオーナーが教えてくれたのは
「岩手は本当に土がよくないところなので
米が秋田や山形に比べてとれません。
だからわんこそばに代表されるそばや
すいとん料理が名物なんですよ」でした。

地上では達し得ない思いも天空ならば
夢をかなえてくれる。
仏教に凝った彼ならそう考えたことでしょう。
成仏する場所。地面の元では出来ないことができる場所。
早世した妹トシが住む場所。大すきな星のある場所。

生きる物語か死の文学か、と言う議論や
考えもあるでしょうが
何より斬新な「銀河鉄道」と言う言葉!
今でこそ松本零士のアニメに始まり
ガンダムやら「ハネとび」まで
誰でも知っている安い言葉になってしまいましたが
私は「ロマンティスト・賢治」を感じます。
カムパネルラとジョバンニと言う名前さえ
ロマンティックな響きです。
彼の好きな交響曲をイメージした
壮大な物語を書きたかったのだろうと推察します。
そこには人生で避けて通れない「死」の問題
(彼自身も実は常に死を意識していただろうと思います)
を盛り込まざるを得ない。

子どもたちに賢治を読ませようとするとき
一般の書物では今の子は彼の言葉遣いに抵抗があります。
しかし良質の画家が自分のイメージを膨らませて
描いてくれた絵本を与えると、これが
実に良い読みをしていきます。
「銀河鉄道」はその際たるものかもしれません。
昨年国語が大の苦手な少年2人が
この絵本を手に取り、その世界を
たやすく読み込んでいったことは
その証左です。
まさに賢治はビジュアル系作家!!
ますむらひろしさんの本作アニメ映画は
是非見てほしい佳品です。
(私は劇場で大昔拝見しました)

賢治作品の最大の特徴は
その素敵さが人間の本質過ぎて
うまく言葉に表しきれない事のような気もしています。
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2008年05月25日

「セロ弾きのゴーシュ」

宮崎さんがアニメ映画にもして
物語としても完成度が高いこの作品は
本もたくさん出ていて、
子どもたちにとっても大人から見ても
賢治の代表作として捉えられています。

私も好きな作品です。
自然界の中で鍛えられていくゴーシュは
賢治自身だともいえます。
賢治もセロを弾いていました(らしい)が
へたくそだったとも言われています。
真面目に練習しろ、と言う教訓とも取れますし
人間界のゴチャゴチャを超越して自然と一体化すれば
いいものが生まれる、ともとれる話です。

ファンタジーの要素が強い賢治にしては
とてもリアルでわがままな人間臭さが前に出た
話です。

ただ、そこで結論が出て完結しているので
読みやすいですが、物足りない。
いわば「賢治」らしくないと私などは思います。
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2008年03月12日

名作「狼森と笊森、盗人森」

あまり有名ではありませんが
以前にはどこかの教科書にも掲載されていました。
私は結構名作だと思っている作品です。
新天地を目指してきた農民と家族が
新しい土地に礼を尽くして「ここ耕していいかあ」
と尋ね、山や森が「いいぞお」と答える場面は
自然と人間の調和を感じます。

狼森(おいのもり)は狼たちが
笊森(ざるもり)には大男(これも賢治の定番)が
盗人森(ぬすともり)では農民たちからの
善意の証であるお供えをほしがったもの達がいて
それを「許してやってくれ」と岩木山らしい山が
農民にわびる、それに農民たちは応える
と言うようなあらすじです。

互いが許しあい、認め合う、賢治の理想の世界が
見事にファンタジーの中に描かれています。
「温暖化」がどうの「自然との調和」がどうのと
屁理屈で論じる(一応知っとけ!というスタンスで)
6年生の社会(「これからの社会」と言うような単元)
理科(「人と環境」と言うような単元)を表面的になぞるより
ずっと、これ一作をきちんと教材化した方が
意味があるように思います。
とはいえ、私もまだきちんと授業で
取り組んだことがない作品なので
いつか指導案を立ててやってみたいです。
社会の資料としての提示、読み聞かせとしては
経験済みです。
posted by 大ねこ at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮沢賢治の部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月28日

「雪渡り」、狐の哀愁

東京書籍では巻末の発展学習に掲載されていたので
今年真面目にやってみなした。
分かりやすい話ですが、狐を主人公と見るか
人間を主人公と見るかで、子どもの読みは変わってきます。
また人間に加担する子の中でも
主人公そのものになって読む子と
主人公を客観的に見てお兄さんお姉さん視点で読む子とでは
読み方は異なりました。
つまり、「人間の愚かさ」なのか
「人間は捨てたモンじゃない」なのか
「子どもじゃなければ見えないものがある」なのか
「動物との共存」なのか
という分かれ方です。

私などは、もうあの雪の風景と狐のかわいらしさに
圧倒されて、つい涙ぐんでしまう話なので
「もう好きに読んでー」という感じです。

優しいのに厳しい、賢治の真骨頂が表れた
話のひとつだと思います。
唯一、生前に原稿料をもらった作品と言うのも
うなずけます。
posted by 大ねこ at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮沢賢治の部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月23日

「注文の多い料理店」

東京書籍版の5年生の教材に入っています。
これをやって6年生で「やまなし」をやるのが
結構効果的だと分かりました。
「やまなし」だけですと前回絶賛したものの
やはり読解には厳しいものがありますし、
宮沢賢治という人の広がりを知るには
限りがある。
「注文・・」は非常に分かりやすい主題
(それでも子どもでさえいろいろ論議は分かれます。
勧善懲悪を読み取る子、自然愛護を読み取る子、
自然界の魔術を感じる子、人間の愚かさだという子
と、さまざまです。読み取りやすいということです)
で、普段読書をしない子でもとっつきやすい。

読解としては、一読総合法的手法を勧めます。
つまり、場面ごとに先を読ませないで
次を予想させながら読ませる方法です。
指導書にあるような、いっぺんに全部
読むと、せっかくのドキドキ感が薄れます。
この作品は非常に予想もしやすいので
子どもたちは明日の授業が楽しみになり、
予想通りだったりすると
「やっぱりなー!」とか叫ぶ声が聞えます。
国語好きを増やす一助にもなると思っています。



posted by 大ねこ at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮沢賢治の部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月17日

「やまなし」

光村の教科書にはもうかなり長年
入っていて、今の先生方には
不評のようです。
いわく「何が言いたいか分からない」
   「何をどう教えればいいのか分からない」
「クラムボン」やら「イサド」やら
「宮澤語」はあるし
主役の「やまなし」はなんかとってつけたように
最後に出てきてお父さん蟹は酒になるぞと
子ども達に語るし(子どもは飲めないだろう!)
確かに「分かろう」とすると
いらいらする向きもおありでしょう。

でも私はこの作品が大好き!
7回指導して7回ともやってよかったと
感じられる作品は他には
「日本国憲法」ぐらいです。(作品じゃない?)

短い作品ですが連載物のように時間ごとに区切って
その場その場の主題を考えさせ
次回の予想を立て、
見事に次回「え〜?」となる展開を楽しみ
最終的に全体を読み直すと
見事に一人ひとり違う主題を考え付きます。
そんな作品って他にあります?

若い先生方。どうか自分で分かろうとしないで
素直に子どもに与えてください。
大人の解釈をしようとせず
子どもの言葉を揺さぶることに徹してください。
すると、「へえ、こんな読み方できるのか」と
自分自身が学ばされますよ。

西郷竹彦さんが「宮沢賢治やまなしの世界」(黎明書房)
という分厚い書を出されています。
あんな短い作品に対して385ページの大作を
要するほど、大人としては
書いても書いても言い足らない気分になる
物語ですが、(一読をオススメします)
子どもたちはさくっと賢治の世界を
読み解く天才だということに気づくでしょう。
posted by 大ねこ at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮沢賢治の部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月08日

「どんぐりと山猫」その2

賢治作品を上手に劇に表す劇団の一つに
「こんにゃく座」があります。
その中の「どんぐりと山猫」を以前に見ました。
どんぐりをたくさんの子どもたちで表し
それはそれはどんぐりっぽくて愛らしかった。
あの大自然の雄大さを狭い舞台でどう表すのか
不思議でしたが、それも違和感なく情景が目に浮かびました。

井上ひさしさんがご自分は山形の出身なのだけれど
この本に描かれている自然の様子は、ご自分が過ごした
幼少期の原風景と酷似していて驚いた、という
井上さんの文を読んだことがあります。

私も父の田舎の村が似ていたと感じたことがあります。
そのあたりが、賢治のすごいところです。
主題とは関係のない物語全体を貫く世界が
ある一定以上の年の方には原体験の追憶と重なり
都会の若い子どもたちには見も知らぬ、けれど
DNAが覚えている風景に共鳴するのでは?とひそかに考えています。
子ども時代を過ぎると、くだらない世界に見える
けれどまた年を取ると、感じる世界に見える
そんなのが「どんぐりと山猫」に代表される世界のように
思います。
posted by 大ねこ at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮沢賢治の部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月07日

賢治という人

最初に言いますが、私は正直宮沢賢治のファンでは
ありません。ただ、賢治という人と文学には
大変興味を持っています。
それは、私の好みではなく、子どもたちとの教育活動を
通して、彼の持つ魔法をはっきり感じるからです。
今まで読書が出来なかったこどもが彼を通して
出来たり、大人は「わからない」とつぶやく童話が
子どもは夢中になって読み解く努力をしたり。

もうすでにたくさんの学者さんや先生方が各種の研究本を
出したり、鳥山敏子先生のように「賢治の学校」を
作ってしまったりと私のような半端者が入る余地がないのですが
私なりの賢治の出会いや取り組みをアップしていけたらと思います。

まずは第一回目。「どんぐりと山猫」
娘が小学4年生の頃、パロル舎(だったと思います)の絵本で
読み聞かせをしていたとき彼女はどこが気に入ったと思いますか?
一郎が山猫にあいに行く途中の場面、きのこたちに会います。
その時のきのこたちの踊り「どってこどってこ」という掛け合い。
この「どってこ」にはまりました。
インディアンの踊りのように「どってこどってこ」と節を
つけて踊ります。笑えます。
もうひとつは、一郎が山猫に会い、山猫にタバコを勧められます。
当然一郎は断りますが、その時の山猫の返す言葉
「ふふん、まだお若いから」
これを皮肉たっぷりに山猫になりきって何度も娘が言う時、
ああ、子どもとはこんな他愛もないものに本質を見出すのだな
と感心したのでした。

踊りの好きだった賢治。山猫に人間のイヤミな部分を仮託した
賢治。本編とは関係のないエピソードに子どもは
本質と楽しさを探し出す力があるのだと思いました。
私は、「どんぐりと山猫」個人的に何も面白くなかったのに
娘と読んでから、好きになりました。
posted by 大ねこ at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮沢賢治の部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする